内田康夫

NHKの報道;


作家の内田康夫さん死去
3月18日 10時01分


人気ミステリー「浅見光彦シリーズ」で知られる作家の内田康夫さん*1が、今月13日に敗血症のため亡くなりました。83歳でした。

内田康夫さんは昭和9年に東京で生まれ、コピーライターなどを経て昭和55年に「死者の木霊」で作家としてデビューしました。

フリーのルポライター、「浅見光彦」が事件の謎を解くミステリーシリーズがベストセラーとなり、シリーズはこれまでに100作を超えています。

シリーズは何度もテレビドラマ化され、水谷豊さんや辰巳琢郎さんなどが主人公の浅見光彦を演じてきました。

平成20年にはミステリー文学の発展に貢献したとして、「日本ミステリー文学大賞」を受賞しています。

内田さんは、平成26年から浅見光彦シリーズの最新作「孤道」を新聞に連載していましたが、翌年、脳梗塞で倒れて連載を中断し、去年、小説の「休筆宣言」をしました。

小説「孤道」は未完のまま刊行されましたが、作品の続きとなる小説の公募が行われていて、最も優れた作品が「完結編」として出版される予定となっています。

内田さんは、小説の執筆を休んでからも短歌の創作を続け、出版社のWEBサイト上で発表しながら療養を続けていましたが、内田さんの作品を管理する財団によりますと、今月13日、敗血症のため東京都内で亡くなりました。

長野県軽井沢町にある、浅見光彦記念館では、今月23日から1か月間、献花台が設けられるということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180318/k10011369641000.html

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茺田理央「内田康夫さん死去 浅見光彦シリーズで知られるミステリー作家」https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/17/yasuo-uchida_a_23388535/