危篤にしておけばよかった

朝日新聞』の記事;


「父死去」とうそついて休暇 名古屋刑務所、看守を処分

2017年10月6日17時20分


 父親が亡くなったとうそをつき、休暇を取得するなどしたとして、名古屋刑務所(みよし市)は6日、男性看守(22)を減給1カ月(100分の10)の懲戒処分にし、発表した。看守は「受刑者をうまく指導できず、逃げ出したかった」と休んだ理由を話し、反省しているという。

 同刑務所によると、看守は7月3日朝、上司に「父親が亡くなった」と伝え同月6〜12日の1週間、特別休暇を取得。同月19日に無断欠勤したため、看守の母親に電話したところ、父親が健在であることが判明したという。大橋直三所長は「職員の指導を徹底し、失った信頼の回復に努めてまいる所存です」とするコメントを出した。
http://www.asahi.com/articles/ASKB64PXXKB6OIPE016.html

先ず殺すんだったら、実の親やきょうだいは駄目。せいぜいおじさんかおばさんにしておくこと。実の親きょうだいの場合は危篤にすること。試験を怠けようとする大学生なら誰でも思いつきそうな知恵も巡らせなかったのは、よほど心理的に追い詰められていたということだろうか。民間にしても公務員にしても、親きょうだいが死んだら、訃報が回覧されて、上司や職場名義の香奠も出て、しゃれにならなくなる。
ところで、「失った信頼の回復」って誰の「信頼」のことなのだろうか。まあ、このことが囚人にばれれば、さらにこの看守はなめられるだろうとは思う。