校閲漏れ

朝日新聞』の記事;


東日本大震災は2012年? 山川出版ヒット書籍で誤り

大月規義

2017年9月21日20時45分

 東日本大震災の発生は「2012年」――。高校生向けの歴史教科書で有名な山川出版社(東京都千代田区)が、一般向けに出した人気シリーズ「新 もういちど読む山川 日本史」で、震災の年を誤っていた。同社は「被災した方々のことを考えると、あってはならない間違い」(曽雌(そし)健二編集長)として対応を急いでいる。

 「もういちど読む」の日本史は09年に売り出され、これまで23版、実売は計約40万部という特異のヒット書籍。今年7月末、「新」シリーズとして改訂した。間違いは今回充実させた現代史の部分で、「2012(平成24)年の東日本大震災の際には、原子力発電施設の深刻な事故も発生している」と誤記した。

 原稿は曽雌氏ら2人で2回校閲したが、誤りに気付かなかった。人気シリーズの刷新に向け、作業を急いだことも影響した可能性があるという。

 店頭に並び始めた8月6日に最初の指摘があり、同社はホームページで「2011(平成23)年」と訂正。今後、店頭で正誤表を挟み込むほか、新たな出荷分は正しく刷り直すとしている。
(後略)
http://www.asahi.com/articles/ASK9P4SHHK9PULZU007.html

「原稿は曽雌氏ら2人で2回校閲した」ということだけど、もう1回すればよかったかも。でも、校閲校閲を重ねても、間違いや誤植や誤字が残るというのはそれなりにあり得ることなのでは? 特に敏感になっている事柄ほど。戦前の日本では、皇室関係の誤植を見つけて新聞社や出版社を強請る愛国商売が盛んだったというし。そう気に病むことはないのでは? 「被災した方々」だって、いちいち文句をつけるほど暇ではあるまい。