城西騒動

1週間以上前の記事だが。
朝日新聞』の記事;


前理事長が1億5千万円を不正支出か 城西大が調査へ

朝日新聞デジタル 4/19(水) 20:49配信


 学校法人城西大学(東京)は19日、前理事長の水田宗子(のりこ)氏が在任中に不正な支出や私的流用を繰り返した疑いがあるとして、弁護士と公認会計士でつくる調査委員会を設けると発表した。不正が疑われる支出は少なくとも1億5千万円に上るとしている。

 宗子氏は、法人の創立者である故水田三喜男元蔵相の次女。同大学は発表で、宗子氏が自らの母親で名誉理事長だった清子氏(2013年に死去)に対し、規定がないのに退職にあたっての「功労金」を約1億円支出した、と説明している。また、カラ出張などの疑いもあるとしている。宗子氏は昨年11月に理事長を退任したが、現在も理事を務めているという。

 宗子氏の代理人の大室俊三弁護士は「発表は事実無根であり極めて不当だ。宗子氏は事実確認も求められたことはなく、反論の機会も与えられていない」との談話を発表した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00000095-asahi-soci

毎日新聞』の記事;

<城西大>会計調査委を設置…不正経費処理の疑い

毎日新聞 4/19(水) 14:09配信


 城西大学は19日、水田宗子(のりこ)前理事長が2011年以降、1億円以上を私的に流用した疑いがあるとして、外部有識者で構成する「会計調査委員会」を設置したと発表した。委員は弁護士と公認会計士4人で、調査結果がまとまり次第公表する予定。

 一方、水田前理事長の弁護士は「不正支出に関わったことはなく、事実無根であり極めて不当だ」と主張している。

 城西大によると、内部調査で、水田前理事長が昨年11月に退任するまでの約6年間に、私的な旅行にもかかわらず出張経費を受け取るなど不正とみられる経費処理が数十件あり、総額は1億円以上に上ることが判明したという。同大は「支払い根拠が不明瞭な支出が多く、徹底的に解明する必要があると判断した」と説明している。

 水田前理事長は大学創立者の故水田三喜男・元蔵相の次女。現在は理事を務めている。【伊澤拓也】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00000039-mai-soci&pos=4

水田宗子さん*1というのは著名なアメリカ文学者で、フェミニストとしても最長老的な存在なのだが。
その水田さんが白か黒かという以前に、部外者にとってはちょっと不可解なことが幾つかはある。水田さんが昨年の11月末日というかなり中途半端な時期に突如理事長を辞任していること、その後任の小野元之氏は正式な「理事長」ではなく「理事長代理」にすぎないこと*2。いわば朴槿恵大統領が辞めて〈空位〉状態が続いている韓国*3のような事態なのだ。
ところで、水田宗子さんの「不正」をかなり早い時期から執拗に糾弾している鵜澤與志之という人がいて*4、(Kindle版ではあるが)暴露本も2冊出している*5。どういう人なのかはわからない。というか、検索しても、この城西大学理事長不正疑惑にそのアイデンティティが埋もれてしまっているようなのだ。或る情報によれば、「秩父事件」を研究しているらしいのだけれど。たんなる元教職員にしては大学の上層部のインサイダー情報に精通しすぎている感じはするのだ。