安藤健二「『涼宮ハルヒの憂鬱』高校の英語教科書に登場 「羨ましすぎかよ」」http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/19/haruhi-english_n_15464094.html
いしじまえいわ「高校の英語教科書にこの4月から『涼宮ハルヒの憂鬱』が採用されることに」http://getnews.jp/archives/1664331
まあファンの人たちが燥ぐのはわからないでもないけれど。でも、一般的に言って、どんなに好きな作家でも、日本語で書かれたテクストの、本人以外による英訳を読みたいとは思わない。勿論、比較文学論的な考察のために必要だというなら仕方がないけれど*1。英語の教科書に載るという『涼宮ハルヒの憂鬱』も著者の谷川流自身による英訳ではないわけでしょ。言いたいのはどういうことかというと、『涼宮ハルヒの憂鬱』というのは日本語でいくらでも読めるわけで、英語でしか読めないテクストを読むべきなんじゃないかということだ。
ただ、このWorld Trekという教科書は面白そうだ*2。
*1:英訳者の英文を味わうということもあり得るけれど、これはけっこう高度な娯楽になるのでは?