http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170313/1489332424に関連して。
「準拠集団」論を巡って、幾つかソースを提示しておきます。
先ず、
沢田善太郎「中範囲の理論と機能分析― ロバート・マートンの社会学 ―」http://www.hkg.ac.jp/~sawada/kougi/18/18.htm
講義レジュメ。「準拠集団」論を含むマートンの『社会理論と社会構造』の解説。沢田先生はどちらかというと、マートンというよりもパーソンズな人だとは思うけれど。また、relative deprivationを「相対的不満」と訳しているが、より標準的且つ直訳的な訳語は相対的剥奪1ではないでしょうか。その「相対的剥奪」を巡っては、例えば、
Tony Fahey “Poverty and the Two Concepts of Relative Deprivation” (2010) http://www.ucd.ie/t4cms/wp15%20fahey.pdf
「準拠集団」を巡っては、例えば、
Mohammad Hassan FrouzanFar,Sorayya Meimar and Faezeh Tagipour “Role of Reference Groups on Student's Clutural Values” Interdisciplinary Jurnal of Contemporary Research in Business 3-9, 2012 http://www.journal-archieves14.webs.com/182-193.pdf
Heather J. S. & Colin W. Leach “Group membership and everyday social comparison experiences” European Journal of Social Psychology 34-3, 2004 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1459484/
前者はイランにおける研究。後者は所属集団と準拠集団の関係。
- 作者: ロバート・K.マートン,Robert King Merton,森東吾,森好夫,金沢実,中島竜太郎
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1961/09/11
- メディア: 単行本
- クリック: 61回
- この商品を含むブログ (55件) を見る