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『ハフィントン・ポスト』の記事;


まついのりこさん死去 絵本作家「じゃあじゃあびりびり」「とけいのほん」
The Huffington Post | 執筆者: 吉野太一郎

投稿日: 2017年02月25日 18時17分 JST 更新: 2017年02月25日 18時17分 JST

絵本・紙芝居作家のまついのりこ(本名・松井紀子)さんが2月12日、死去した。82歳。

共同通信によると、しのぶ会を6月2日に東京・武蔵野公会堂で開く*1

長女を育てているうちに絵本と出会い、28歳で美大に入学。卒業の年に次女が産まれ、絵本や紙芝居に取り組んだ。「じゃあじゃあびりびり」「とけいのほん」など、幼児向けの絵本で知られる。「ころころぽーん」でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞した。

1991年9月にはユネスコの派遣でベトナムを訪れ、紙芝居を上演して好評を博した。「ベトナムの紙芝居普及を支援する会」を設立して制作費を贈るなど、現地での紙芝居制作を支援した。1996年にはベトナム政府から文化功労賞を贈られた。

絵本や紙芝居の魅力について、生前の朝日新聞の取材に、こんなことを語っていた。


紙芝居も絵本も、人生のメッセージを子供に伝えようという点では同じですが、絵本は個人が本の世界に吸い込まれていくのに対し、紙芝居は、大勢の子供が一つの作品をとおして共感の世界を作ることができます。まついのりこ(朝日新聞1994年9月15日付朝刊)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/25/obituary-matsui-noriko_n_15003620.html
まついのりこさんの絵本*2を買ったことはないのだが、『とけいのほん』は息子に読んであげた記憶がある。何時何処だったのかは記憶が途切れている。最後に引かれている「絵本」と「紙芝居」の差異についてのコメントは興味深い。関係ないけれど、子どもの頃、TVのことを「電気紙芝居」という大人がいた。これが昔けっこう広まっていた言い回しだったのかどうかは知らない。
とけいのほん1 (幼児絵本シリーズ)

とけいのほん1 (幼児絵本シリーズ)

とけいのほん2 (幼児絵本シリーズ)

とけいのほん2 (幼児絵本シリーズ)