実は人材豊富

大阪府警に対する評価というのは昨年の沖縄における「土人」事件*1どん底まで下がっていたのだけど、実は面白い人が多いんだなと感心した。
毎日新聞』の記事;


<大阪・泉大津署>警官16人、甲子園優勝校を賭け

毎日新聞 1/26(木) 22:08配信


 大阪府警泉大津署の男性警察官16人(当時)が、過去に賭け事をしたとして注意処分を受けていたことが26日、分かった。夏の甲子園の優勝校を当てるもので、賭け金は1口2000円だった。府警によると、賭け金が高額になると発覚した際に立件される恐れがあると考え、金額を低く設定していたという。同署刑事課長がうわさを聞きつけて発覚した。

 毎日新聞が昨年1年間の府警の処分状況を情報公開請求して明らかになった。16人は同署地域課や刑事課などに所属していた警部補や巡査部長ら(57〜25歳)で、処分は昨年2月17日付。うち8人が同日、単純賭博容疑で書類送検され、起訴猶予処分になった。

 府警によると、16人は2011、12、15年の夏に計3回、1口2000円で賭けていた。1口3000円以上になると賭博容疑で刑事処分されると判断し、賭け金を抑えていたという。【堀江拓哉】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170126-00000115-mai-soci

ネットを覗くと、停職でもなく「注意処分」、それに「起訴猶予処分」というのは甘すぎという意見もあるようだ。私は賭博解禁というか賭博の非犯罪化を支持している。カジノ解禁か否かで大騒ぎしているようだけど*2、七面倒くさい議論をするよりも、もっと端的に刑法を改正して賭博罪を削除してしまえばいいじゃないかと思う。「単純賭博」としての「野球賭博」はhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060703/1151943494 で採り上げていた。
朝日新聞』の記事;

トロール「意味ない」、署長に「うるさい」 警官処分

2017年1月25日18時17分

 パトロールに行かなかったり、だらしない服装のままで勤務を続け、注意されても従わなかったりしたとして、大阪府警は25日、港署地域課の男性巡査長(38)を、民間の解雇にあたる分限免職とし、発表した。素行不良による分限免職大阪府警初という。

 警務課によると、巡査長は2015〜16年、制服のボタンを外したまま勤務したり、「意味がない」と交番でのパトロールに行かなかったりしたという。署長らが指導しても「うるさいんじゃ、お前は」などと発言。15年10月に所属長注意、16年12月に停職1カ月の処分を受けているが、その後も改善がみられなかったとしている。

 分限免職は、懲戒免職と違って退職金が出る。府警では、記録が残る1966年以降、22件の分限免職があったが、いずれも病気や失踪が理由だった。
http://www.asahi.com/articles/ASK1T5CY1K1TPTIL01X.html