「地上の地下鉄」

鈴木伸子*1高島平駅西台駅 都営三田線に現れる「地上の地下鉄」」http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2016112834501.html


冒頭に曰く、


私の鉄道マニア修行カリキュラムの一つには「地上の地下鉄」というテーマがある。たとえば銀座線の上野の車庫とその手前にある踏切。丸ノ内線四ツ谷あたり、御茶ノ水あたりなど。そして東西線や千代田線、日比谷線がその区間内で地上に出るあたりなどなど。いつもは地下駅でしか見ることのない地下鉄車両が太陽光のもとで走行している姿は新鮮なものだ。なかでも都営地下鉄三田線板橋区志村坂上駅を過ぎてトンネルから脱出した先のルートには、カーブや車庫など、グッとくる鉄道ポイントがたくさんあり、今まで何度も探索に出かけている。
たしかにそうだ。というか、私は地下鉄に乗るのは嫌いなのだった。ただ目的地まで正確なタイミングで行くための必要悪。なので、そのような急ぎの用がなければ地下鉄には乗りたくない。極力。但し、「地上の地下鉄」は別。葛西より東の東西線とか。ところで、神田川を渡る丸の内線は侯孝賢の『珈琲時光*2に定着されている。上で言及されている、それ以外の「地上の地下鉄」を定着させた映像作品ってあるのだろうか。さて。
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ところで、千代田線の新御茶ノ水駅の長いエスカレーターを降りるのは好きだ。しかし、エスカレーターで降りるが好きなのであって、新御茶ノ水から千代田線に乗るのが好きなわけではない。千代田線で小田急に合流するために代々木上原の手前で地上に出ると、やはりほっとする。