承前*1
『朝日新聞』の記事；
そして、東京の火災は福岡県のゴジラを黙らせた；
炎、数秒で全体に燃え広がる 神宮外苑火災、再現実験へ2016年11月8日12時31分
東京・明治神宮外苑のイベント会場で木製の展示物が焼けて５歳の男児が死亡した火災で、炎は出火直後、数秒で展示物全体に燃え広がっていたことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は展示物に使われていた木くずが延焼を早めたとみており、同様の条件で再現実験をして燃え広がり方を調べる方針。
捜査関係者によると、火元となったジャングルジム形の展示物は６日午後５時１５分ごろ出火、多くの木くずが飾り付けられていた中心部分に燃え移り、わずか数秒間で全体に広がった。炎は高さ５〜６メートルまで上がったという。燃えやすい木くずが火勢を強めた可能性が高く、それが避難や救助を妨げたとみられる。
亡くなった東京都港区の幼稚園児、佐伯健仁（けんと）君は展示物の中心部分で見つかった。入り組んだ骨組みの中心部分で遊んでいたとみられる。死因は焼死で、肺からは煙を吸った形跡が確認されなかったという。
国土交通省などによると、アート作品などの一時的な展示物は建築基準法の対象にならず、安全基準も設けられていない。建築物を対象とする消防法令も、今回のような展示物は対象にはならないという。
http://www.asahi.com/articles/ASJC8351ZJC8UTIL003.html
シン・ゴジラの巨大かかし、点灯中止 東京の事故受け渡辺松雄
2016年11月8日18時18分
福岡県筑前町の畑に展示されている映画「シン・ゴジラ」の巨大かかしについて、町はＬＥＤライトを使った点灯を７日夜から中止したと発表した。東京・神宮外苑で木製の展示物が焼け、男児（５）が死亡した事故を受けての措置という。
町によると、かかしには目や口、胸などにＬＥＤライト数百個がつけられ、日没から点灯していた。町は「かかしの素材に燃えやすいわらを使っている。電気配線をしている以上、絶対に問題がないとはいえないため」としている。投光器４台を使ったかかしそのもののライトアップは、予定通り１２日まで続ける。（渡辺松雄）
http://www.asahi.com/articles/ASJC843KZJC8TIPE02J.html
