「モデルガン」に「模造刀」

『ねとらぼ』の記事;


2016年08月03日 17時17分 更新
大東文化大学教授が懲戒解雇に モデルガンの銃口を向ける、模造刀を振り回すなど威圧的行為で

この教授は威圧的行為について否定しています。
[ねとらぼ]

 大東文化大学は、文学部中国学科教授が学生に対して威圧的行為を行ったため、懲戒解雇の処分を行ったことが分かりました。大東文化大学のサイト上でも発表しています*1

この処分は複数の学生から意見を受けて審査を行い決定したもの。教授は学生に対し暴言を吐く、「正解しないと撃つ」と告げてモデルガンの銃口を向けるなどの行為を行っていた他、模造刀を振り回したり、エアガンを発射したりすることもあったそうです。また、この教授は「銃口を見せただけ」と説明するなど、威圧的行為を行ったことについて否定しているとのこと。

 大東文化大学の担当者によると「威圧的行為は2015年に発生したが、当事者の意見を踏まえ解決策を模索していたが7月27日に処分を決定した」と説明。大東文化大学はサイト上で「このような事態を発生させたことについてお詫びするとともに、今後再発防止に努め、大学が掲げる教育の理念・目的の実現に向けて努力してまいります」と謝罪しています。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1608/03/news123.html

大東文化大学にとって「中国学科」というのは大学存立においてコアとなる学科だよね。それにしても、そもそも「モデルガン」とか「模造刀」とか「エアガン」をどういう理由(口実)で大学内に持ち込んだのか。研究資料として? 
さて、面白いのはこの先生の言い訳が全然言い訳になっていないこと。「威圧」という社会的事実は如何にして構成されるのか。例えば、893とかテロリストとかが銃を使って「威圧」する場合、客観的にはまさに「銃口を見せただけ」であろう。しかし、見せられた相手には恐怖という感情が喚起され、そこにおいて「威圧」が達成されるのでは?
大東文化大学のスタッフの問題については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110601/1306951545 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140316/1394939032でも言及している。

*1:「教員の懲戒処分について」http://www.daito.ac.jp/news_word/details_20764.html