「タイヤ公園」

伊佐治龍「京浜東北線の車窓からみえるタイヤだらけの謎の公園は一体何なの?」http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/30/news007.html


京浜東北線の蒲田と川崎の間にある古タイヤだらけの公園について。正式の名称を「西六郷公園」という。1969年に開設された。既に蒲田のランドマーク的存在で、廣木隆一の映画『やわらかい生活*1にも出てくる。1969年にできたというのは知らなかったけれど、私が高校生だった1970年代半ばに電車の窓から目撃したことを覚えている。40年前だ。上の記事の目玉は1971年当時の写真と現在の写真との対比があることだろう。それで、真に驚くべきことは公園の周辺の風景が殆ど変わっていないということだろう。背後にあるアパートもそのまま。それから、「恐竜」の後ろの一戸建ての家も変わっていないのでは?

これほどのタイヤの密度というのは稀なのだろうけど、児童公園に古タイヤは不可欠だったように思う。1970年代の記憶を辿ると、何処の児童公園にも、或いは小学校や幼稚園の校庭にも古タイヤはあったような気がする。最近はなくなってきているのだろうか。
これはリサイクルではなくブリコラージュね(Cf. 出口顯『臓器は「商品」か』)*2
臓器は「商品」か―移植される心 (講談社現代新書)

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*1:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090716/1247758711 因みに、原作は絲山秋子の『イッツ・オンリー・トーク』。

イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)

イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)

*2:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070923/1190518210