池口/堀江

承前*1

『スポーツ報知』の記事;


護摩行の池口恵観法主が、清原容疑者の修行不足を指摘
2016年2月7日19時23分 スポーツ報知

 覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)について、最福寺鹿児島市)の池口恵観法主(79)が、7日放送の日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(毎週日曜・午後6時)で修行不足を指摘した。

 最福寺は、2000本の護摩木から立ち上る炎と対峙(たいじ)する護摩行が有名で、清原容疑者は、現役時代の17年前から、精神修行として、同寺で護摩行に挑戦し、引退後も数回訪れていたという。池口法主は「弱さを乗り切るだけの修行というのができなかったんじゃないかな」と無念の表情でコメントした。

 また同番組で、演出家の大宮エリーさん(40)は、清原容疑者と桑田真澄さん(スポーツ報知評論家)のVTRの後、コメントを求められ「つらい時こそ、本気で自分のことを思ってくれる人に相談してほしかった」「プライドみたいなのが邪魔しちゃったのかな」と話した。
http://www.hochi.co.jp/topics/20160207-OHT1T50129.html

池口*2という坊主の名前を知ったのは、清原和博が池口の寺に通っているという報道だった。たしか、清原が読売巨人軍に移籍した後だったと思う。その後、池口が朝鮮総連本部ビル入札問題で有名になったとき、池口と清原の関係が語られないのは何故かと思ったのだった。まあ、池口にとって、清原というのは金正日安倍晋三よりも小者だったということか。それはともかく、上に引かれたコメント、宗教者の発言としては駄目だと思った。自分の信者をこういうふうに簡単に切り捨てるなよ。
またやはり『報知』の記事;

堀江貴文氏、清原容疑者の更生に悲観的「刑務所の中は絶対またやるな、みたいな人ばかり」
2016年2月7日11時49分 スポーツ報知

 元ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏(43)が7日、TBS「サンデー・ジャポン」に出演し、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された元プロ野球選手・清原和博容疑者(48)について、「(覚醒剤は)やめられないんじゃないんですか。」と述べ、再犯の可能性が高いと指摘した。

 堀江氏は、いわゆるライブドア事件で自らも1年9か月間、刑務所に収監された。その経験をもとに、「刑務所の中の4分の1くらいが覚醒剤で捕まった人。みんな笑いながら覚醒剤の情報収集してる。全然悪い思ってない。絶対またやるな、みたいな人ばかり」だと述べた。

 清原容疑者の場合、今回は執行猶予が付くとしながら、「芸能の仕事とかがなくなると、よりダークな人が寄ってきて、スポンサーになる。そうなるとより悪くなる」と悲観的。「そうならないことを祈りますが、誰かが支えてあげないと無理」と更生の道は険しいと予想していた。
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160207-OHT1T50056.html

自分の経験に基づいてこういうコメントができるのなら、人生のうち1年くらいは刑務所で暮らしても無駄ではないと思う。大学でも、刑務所留学というか、自らの服役経験について所定の分量のレポートを提出すれば、刑事政策や犯罪社会学の単位を認定します、というところがあってもいいと思う。それはそうと、昨今の犯罪社会学では、犯罪者の社会化の問題、或いは裏のエリート・コースというかキャリア・トラックの問題の研究というのはどうなっているのだろうかと思った。