どっちが感謝すべきか問題

週刊文春』の記事*1


衝撃告発「私は甘利大臣に賄賂を渡した!」


2016.01.20 16:00


 甘利明TPP担当大臣(66)と公設秘書に、政治資金規正法とあっせん利得処罰法違反の疑いがあることが週刊文春の取材でわかった。千葉県内の建設会社の総務担当者が週刊文春の取材に応じ、メモや録音を基に金銭の授受を証言した。

 この男性によれば、独立行政法人都市再生機構(UR)が行っている道路建設の補償を巡り、甘利事務所に口利きを依頼。過去3年にわたり、甘利大臣や地元の大和事務所所長・清島健一氏(公設第一秘書)や鈴木陵允政策秘書に資金提供や接待を続け、総額は証拠が残るものだけで1200万円に上るという。

 2013年11月14日には、大臣室で甘利大臣に面会。桐の箱に入ったとらやの羊羹と一緒に、封筒に入れた現金50万円を「これはお礼です」と渡したという。

 面会をセットした清島所長は、週刊文春の取材に「献金という形で持ってきたのではないですか」と回答した。ただ、甘利氏の政治資金収支報告書に記載はない。

 元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏は、一連の金銭授受は政治資金規正法違反、あっせん利得処罰法違反の疑いがあると指摘した。

 TPPが国会承認を控える中、甘利大臣の適格性を問う声が上がりそうだ。
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5795

絵に描いたような賄賂。「桐の箱に入ったとらやの羊羹」だよ。決めの科白は言ったのだろうか。お主も悪よのう。いやいや甘利様ほどでは。これで、風車の弥七が天井裏から覗いていれば完璧だ! 
そして、甘利明*2はやはり「ありがとう文春!」とか「センテンス スプリング!」と言ったのだろうか*3。「甘利明の疑惑を報じた今週号の『週刊文春』は、タレント・ベッキーの不倫を報じた先々週号に続いてまたしても売り切れていたために立ち読みできなかった」という人がいるので*4、感謝すべきなのは文春の方かもしれない。ありがとう甘利! スウィート コンセッション!


See also
郷原信郎「甘利大臣、「絵に描いたようなあっせん利得」をどう説明するのか」http://www.huffingtonpost.jp/nobuo-gohara/amari_b_9037140.html
凶悪事件の資料「甘利明経済再生担当大臣がとらやの桐箱入り羊羹で現金渡す?週刊文春で明らかに【甘利大臣辞職あるか】」http://matome.naver.jp/odai/2145329278699738301