喫茶店は危険地帯?

「理科の実験で「アルコールランプ」が使われなくなった理由」http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150131-00789431-sspa-soci 


ジャポニカ学習帳から昆虫の表紙が消えたこと」*1が枕で振られている。


理科の実験でおなじみのアルコールランプが学校で使われなくなっている。なぜ? 共立女子中学高等学校の桑子研先生は言う。

「取り扱いが難しく、注意点が多く、危険だからです」

 危険の理由は、「児童・生徒が実験机から落とす可能性がある」「アルコールが少なくなると、ランプの中でアルコールが気化し、爆発する可能性がある」などだそう。

「また、アルコールランプに火をつける際、別の火のついたアルコールランプで火をつけようとすると、液が傾いて芯の近くまでいって燃えあがる可能性もあります」

 ちなみに、現在は、ガスバーナーが一般的だそうだ。

そうなんだ。「アルコールが少なくなると、ランプの中でアルコールが気化し、爆発する可能性がある」って、実際に「爆発」事故はどれくらい起こっているのだろうか。少なくとも私は聞いたことがない。「アルコールランプに火をつける際、別の火のついたアルコールランプで火をつけようとすると、液が傾いて芯の近くまでいって燃えあがる可能性もあります」というけれど、「別の火のついたアルコールランプで火をつけ」るという横着はしていけないというのは先ず最初に教わる事柄なんじゃないだろうか。
「アルコールランプ」といえば、珈琲用のサイフォン。「爆発」の危険のある「アルコールランプ」を使っている喫茶店は危険地帯で、特にカウンター席でのヘルメット着用は必須ということになるね。
矢萩邦彦という方のコメントを引用しておこう;

中学受験の現場では、理科の実験器具についての問題が苦手だという小学生が増えています。プリントなどで対応しても、やはり実物を触らないと理解が難しいのは当然です。バーナーでは、フタをすると周りから酸素がなくなることで火が消えることも実感できません。

危ないものの扱い方を早いうちに教えるのも義務教育に必要なこととだと感じます。運動会で走りながらトラックをカーブして回ると「転ぶと危ない」と抗議され、直線コースの徒競走のみになった小学校がありました。転ぶことを知らないまま大人になると言うことがどれだけ怖いことでしょうか。実験器具を扱ったことがないまま大人になって、事故を起こさないことを願うばかりです。