江川を捏造?

時事通信の記事;


産経新聞、記事取り消し=江川紹子さんの承諾なく作成

時事通信 12月9日(火)1時39分配信


 産経新聞社は8日、朝日新聞社の新体制発足を報じた6日付朝刊の記事に掲載したジャーナリスト江川紹子さん*1の談話について、本人の承諾を得ずに作成していたと発表した。ツイッターの発言などを流用したといい、記事を取り消しておわびするという。
 産経新聞によると、朝日の木村伊量前社長の顧問就任辞退が判明する前に取材した内容に、江川さんのツイッターの内容を反映させ、承諾を得ずに談話を作成した。外部からの指摘で発覚し、8日に江川さんに謝罪したという。
 産経新聞社広報部の話 報道機関としてあってはならないことで、極めて重い事態と受け止めている。事実関係を調査し、厳正に対処する。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000007-jij-soci

『毎日』の記事;

産経新聞>記事を取り消し「承諾なしで作った談話」

毎日新聞 12月9日(火)0時50分配信


 産経新聞社は8日、朝日新聞社の新体制発足を報じた6日朝刊の記事で、ジャーナリストの江川紹子さんの談話を承諾を得ずに作成したとして、記事を取り消しておわびすると発表した。

 産経によると、朝日の木村伊量(ただかず)前社長の顧問就任辞退を報じた社会面の記事のなかで、江川さんの「(木村氏は)身を引くべきだと思っていたが、これで渡辺(雅隆新社長)体制での再出発の環境が整った」との談話を掲載した。この記事の一部は江川さんの承諾なく、ツイッターの内容を反映させたという。同社広報部は「報道機関としてあってはならないことで、事実関係を調査の上、厳正に対処したい」とのコメントを出した。【杉本修作】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000003-mai-soci

さて、『朝日』はどう報じているのか;

産経新聞、記事を取り消し 江川紹子氏の承諾得ず掲載

2014年12月9日01時48分


 産経新聞社は8日、朝日新聞社の新体制発足を報じた記事に載せたジャーナリストの江川紹子さんの談話について、「(事前に)取材した内容に、その後の江川氏のツイッターの内容を反映させ、江川氏の承諾を得ずに作成した」と説明したうえで、記事を取り消しておわびすることを明らかにした。

 記事は、産経新聞の6日付朝刊社会面の記事「木村前社長処遇 なぜ二転三転」(東京最終版の見出し)。朝日新聞社が5日に発表した木村伊量前社長の顧問就任辞退の経緯などを記すなかで、「(木村氏は)身を引くべきだと思っていたが、これで渡辺(雅隆新社長)体制での再出発の環境が整った」との言葉を江川さんの談話として掲載した。

 江川さんによると、顧問就任辞退が発表される前に産経新聞の記者から電話取材があり、「木村氏は、なぜ自ら身を引いて渡辺新体制での再出発の環境を整えようとしないのか」などと回答したが、発表後の取材はなかったという。

 産経新聞社は外部から指摘を受けて、事実関係を調査したという。同社広報部は「今回の事案は報道機関としてはあってはならないことで、極めて重い事態と受け止めています。事実関係を調査の上、厳正に対処します」とのコメントを出した。
http://www.asahi.com/articles/ASGD87FBKGD8UTIL052.html

「報道機関としてはあってはならないこと」というのは当然のことなのだが、もしかして、記事を書いた産経記者、さらにはその原稿をチェックすべきデスクは、テクストを引用するという行為の仕方を学校教育や新聞社の実践の中で身につけたことがなかったのでは? と思った。江川紹子ツイッターでかくかくしかじか呟いている、と書けば、問題なかったわけでしょ?
リチャード・コシミズの件で「サイモン・ウィーゼンタール・センター」に怒られたのは、とんだとばっちり! ということで同情の余地がかなりあったけれど*2、これに関しては、ざまあ味噌漬け! としかいえない。しばらくは朝日に頭が上がらないよね。