立憲政友会/東京電力

野口冨士男『私のなかの東京』*1に曰く、


芥川賞直木賞の贈賞式がおこなわれる第一ホテルの宴会場は、国電の新橋駅からガードをくぐって虎ノ門にむかう最初の十字路を右にまがった左側にあるが、仁寿生命*2はその先隣りにあって、げんざい東京生命*3 となっている。そして、道路を越えた向い側の東京電力がある場所は政友会本部の跡である。(p.66)
内幸町1丁目1番。江戸時代には肥前小城藩*4。政友会本部になったのは関東大震災後で、大正9年(1919年)に「立憲政友会本部放火事件」が起こっているが、そのときは「東京市芝区芝公園五号地(現在の東京都港区芝公園一丁目)」にあった*5五・一五事件の時には手榴弾が擲げ込まれ、311に際しては菅直人首相が直々乗り込む。