新藤兼人100歳

新藤兼人監督*1が先月、100歳を迎えられていたのね。
『産経』の記事;


新藤兼人監督、100歳の軌跡 柄本明さんら招き広島でセレモニー
2012.4.7 19:24 [映画]



 広島出身の映画監督、新藤兼人さん(99)が今月22日、100歳を迎えるのに合わせた記念事業「新藤兼人百年の軌跡」のオープニングイベントが7日、広島市中区の旧日本銀行広島支店で開かれ、俳優の柄本明さんがテープカットを行った。

 新藤監督は明治45年、広島県石内村(現広島市佐伯区)生まれ。現役の映画監督としては国内最高齢で、日本のインディペンデント映画の先駆者として、これまで数多くの作品を手がけてきた。

 新藤監督が通っていた学校の教室を再現した映画セット内で行われたセレモニーでは、同校を舞台にした映画「石内尋常高等小学校花は散れども」に出演した柄本さんらが花を添えた。柄本さんは「新藤監督の展示をきっかけに、映画館で映画を楽しんでもらいたい」と話していた。

 記念事業では、4、5月に県内各地で「裸の島」や「原爆の子」など新藤監督の48作品が上映される。同支店では今月24日まで、新藤監督が生まれ育った石内村の模型や映像などを通して、監督の人柄や作品の根底に流れる郷里愛に迫る。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120407/ent12040719250017-n1.htm


新藤兼人監督100歳祝う 「これが最後の言葉 ありがとう」
2012.4.22 17:18 [映画]



 現役の映画監督で国内最高齢の新藤兼人さんが22日、100歳の誕生日を迎え、東京都内で誕生会が開かれた。映画関係者100人以上の前に車いすで登場した新藤監督は「これが最後の言葉です。どうもありがとう。さようなら」と冗談めかしてあいさつし、会場を沸かせた。

 松竹の大谷信義会長は「日本の映画界に、100歳の現役の映画人がいることはわれわれの誇りで喜びだ」と祝福。最新作「一枚のハガキ」の受賞続きで疲れたという監督は、言葉は少ないものの時折表情を和らげた。同映画で主演した俳優豊川悦司さんが「おめでとうございます」と三三七拍子の音頭をとり、ヒロインを演じた大竹しのぶさんらが祝いのストールを監督の首に掛けると祝賀ムードに包まれた。

 監督の世話を続ける孫の新藤風さんは「祖父の願いは(自身の)映画が長く残ること。今後のスケジュールは真っ白にし、好きなだけ長生きしてほしい」と話していた。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120422/ent12042217190014-n1.htm

石内尋常高等小学校 花は散れども [DVD]

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それから、『四国新聞』の記事;

「広島忘れてはいけない」/俳優デル・トロさんが献花

2012/05/11 19:43


 米アカデミー賞俳優のベニチオ・デル・トロさん(45)が11日、広島市を初めて訪れ、平和記念公園にある原爆資料館などを見学し「忘れてはいけないことがあると感じた」などと語った。

 デル・トロさんは昨春、映画監督の新藤兼人さんの代表作「原爆の子」の米国初上映を企画した。今回は、新藤さんの100歳を祝う催しに参加するために訪れた。

 原爆慰霊碑に花を供えた後、原爆資料館を見学。案内に耳を傾けながら熱心に展示に見入り「忘れない限り、人類は生き延びる」と記帳した。

 その後の記者会見では「人々が立ち上がるために希望を忘れずにいたことに驚いた」などと広島の印象を語った。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/culture_entertainment/20120511000545