「すゝき」だった - Living, Loving, Thinking, Again

キングコング東京*1「『昭和枯れすゝき』さくらと一郎」https://www.kingkong.tokyo/entry/2020/07/26/151825

さくらと一郎の「昭和枯れすゝき」*2について。.ちょっと吃驚したことは、タイトルが「昭和枯れすゝき」であること！　「昭和枯れすすき」だと思い、そう書いていた。この曲がリリースされた1970年代前半、この「ゝ」という繰り返し記号は既にレトロな表現だったのでは？　「ゝ」について知識としては知っているけれど、学校とかで習った記憶はない。
この「昭和枯れすゝき」、TVドラマ『時間ですよ昭和元年』の挿入歌だったが、映画化もされている。映画化というのは不正確。この歌の雰囲気をモティーフにしたというべきかも知れない。ストーリーそのものは結城昌治の小説をベースにしている。また、恋人同士の物語ではなく兄と妹の物語になっている。主演は高橋英樹と秋吉久美子。監督が野村芳太郎で脚本が新藤兼人。かなり豪華なラインナップといえるのだけど、Ｂ面的存在で、所謂併映作品。メインの作品は、松本清張原作で島田陽子と竹脇無我が主演した『球形の荒野』*3。これがぱっとしない映画だったので、併映の『昭和枯れすすき』の印象の方が強かったという記憶がある。因みに、映画のタイトルは『昭和枯れすすき』。「枯れすゝき」ではない。