「煎餅」、東と西(メモ)

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090403/1238776382 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100209/1265689766 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110617/1308281443とかに関係するか。

快楽の効用 嗜好品をめぐるあれこれ (ちくま新書)

快楽の効用 嗜好品をめぐるあれこれ (ちくま新書)

雑賀恵子『快楽の活用』に曰く、


(前略)因みに、煎餅というのは、関西では、小麦に鶏卵などを混ぜてしっかりと焼いた和風クッキーのようなものだったり、ふんわりと口の中で溶けそうなくらい軽い焼き菓子だったりでうっすらと甘いものをいうけれども、関東では、米粉で作ったものを焼いて醤油を塗ったものを指すようだ。おかきというのももともとは大阪弁の女性言葉だそうで、かき餅やあられというのが標準のことばである。(p.54)
因みに、漢語の「煎餅」は「水に浸したコウリャンや小麦・粟などをひいてのり状にし、鍋に薄くのばして焼いたもの」(小学館『中日辞典』)。お好み焼きに近い感じか。
中日辞典

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