橋下徹 on島田紳助

承前*1

『読売』の記事;


「今の自分、紳助さんのおかげ」…橋下知事

 大阪府橋下徹知事は24日の記者会見で、タレントの島田紳助さんが暴力団関係者との交際を理由に芸能界引退を表明したことについて、「僕は紳助さんの番組で多くの人に知ってもらうことになり、その流れで今の知事という立場になった。今の自分があるのは、紳助さんのおかげ」と述べた。

 橋下知事によると、24日午前2時頃、島田さんに「お疲れさま」とメールを送ったところ、島田さんからは「ありがとう」と返信があったという。

 一方で、橋下知事は「大阪府暴力団排除を掲げており、その旗振り役が僕である以上は、暴力団とのつきあいに関して寛容にはなれない。紳助さんが判断されたことは、正しい判断だと、僕は思っている」とも述べた。
(2011年8月24日19時15分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110824-OYT1T00776.htm

橋下徹*2 を有名人に仕立て上げたことの罪の方が重大やん。ちゃいまっか。
島田紳助擁護の記事として、


松永英明「「島田紳助」さん、お疲れさまでした。人情に篤いヤンキー気質の光と影」http://www.kotono8.com/2011/08/24shinsuke.html


をマークしておく。
松永さんは『サイゾー』を糾弾して、


わたしが一番懸念するのは、「サイゾー」誌の暴走である。サイゾーでは必要以上の、ときには人格攻撃に相当する過剰な中傷的表現で紳助叩きを(特にネット・携帯向け記事で)継続して行なってきた。紳助さんを「前科者」と呼び、「前科者が選挙特番の司会をするのは許せない」という独特のズレた論理で中傷的記事を展開してきた。そのサイゾーが鬼の首を取ったように勝ち誇るのは許し難い。
と述べている。今回の事件をきっかけに『サイゾー』の過去記事を読んでみたけれど、島田紳助側の視点に立った記事もあったということは言っておきたい。
さて、「つきあい」問題の出発点は、島田紳助が番組中の発言を巡って右翼からの脅迫を受けたことだということになっている。とすれば、局組織として対応しなかったTV局の責任がより重大だということになる。やはり放送事業からの「引退」?