つまらないのは - Living, Loving, Thinking, Again

承前*1

松永英明 *2「「「どや」と紳助は言った。」という幸福の科学霊言メソッドの気持ち悪さ」http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20110825#1314267941

大野左紀子さん*3の「「どや」と紳助は言った。」*4に対する批判。まあ1970年代の『ロッキング・オン』名物として「架空インタビュー」というのがあったけれど。俺も大野さんの文章はつまらないと思った。但し、そういうために、「幸福の科学霊言メソッド」などということを持ち出す必要はない。つまらないのは、このエントリーにおける彼女がクリエイター／思想家として怠惰だからだ。つまり、やくざとかヤンキーとか関西人とかに関して世間に流布しているステレオタイプに無批判的に乗っているだけだからである。或いは、あの栄光の『ロッキング・オン』に遠く及ばないということが問題なのだ。ただ、大川隆法 *5の退屈さもそれと似ているということは言えるのだが。つまり、大川の「霊言」というのは右寄りの大衆が考えていそうなこと／聞きたがっていそうなことに、安手のオカルト的調味料を添加したものにすぎないからだ。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110825/1314210338 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110826/1314330372

*4:http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20110824/1314168295