お出かけ回数

Newsweekの5月23日・30日号は旅行記の特集で(”Not So Lonely Planet”)、旅行記の大御所Paul Theroux*1も寄稿している*2。さて、米国大統領の外遊回数を纏めた記事がある*3 。記事に出てくる大統領のうち、ジミー・カーターとブッシュ(パパ)は1期しか務めていないが、2期務めたロナルド・レーガン、ビル・クリントン、ブッシュ(息子)の在任期間中の外遊回数は、レーガンが26回、クリントンが75回、ブッシュ(息子)が74回である。クリントンやブッシュ(息子)から見ると、レーガンは殆ど国内に引き籠っていたようなものだということになる。因みに、レーガンの次のブッシュ(パパ)は1期だけだけど、それでもレーガンを上回る37回の外遊をこなしている。オバマはまだ1期目の半ばでありながら、既に26回。米国大統領がより頻繁に海外に出かけるようになったというのは、米帝への覇権の一極集中の表れなのか、それとも米帝の覇権の揺らぎの表れなのか。

*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110220/1298219879

*2:“Dispatch From a Shrinking Planet”, pp.50-53

*3:“Presidential Frequent Fliers”, p.78 それにしても、外遊というのは古臭い言葉だぜ。