Colin Powell

Devan Cole “Colin Powell, first Black US secretary of state, dies of Covid-19 complications amid cancer battle” https://edition.cnn.com/2021/10/18/politics/colin-powell-dies/index.html


コリン・パウエル国務長官*1が新型コロナウィルス感染による合併症のために他界。享年84歳。既に2回のワクチン接種を済ませていたが、多発性骨髄腫を患っていたために免疫機能が極度に低下していた。
某国の元総理が叩き上げと呼ばれていたこともあったが、たたき上げという言葉はこの人のためにこそ取っておくべきだろう。そういう意味でもアメリカンな人だったといえるだろう。
パウエル氏が世界の注目を浴びたのは先ず1991年。統合参謀本部議長として湾岸戦争を指揮し、サダム・フセインを追い詰め、冷戦終結後における米国の覇権を確定した。そして、2003年。ブッシュ(ジュニア)政権の国務長官として、フェイク情報に躍らされて、大見得を切って、イラク侵攻を決行し、サダム・フセイン及びその政権を完全に打倒したものの、その勝利は、その後の米国の覇権の衰退の序章となってしまった。その後は、共和党の右傾化に絶望し、バラク・オバマジョー・バイデン支持に転換していた。
前嶋和弘氏曰く、