小沢一郎出馬するのか

小沢一郎民主党代表選挙に出馬して管直人と対決するという。小沢一郎の方が相対的に有利ということはあるのだろう。何しろ管直人の方は参議院選挙敗北の責任問題がつきまとっているからだ。
以前「小沢一郎って、誉める気にもなれず貶す気にもなれず、というか、良きにつけ悪しきにつけ惹き付けるオーラのようなものがないという感じ」と書いた*1。一方で狂信的な「小沢信者」がおり、他方では「自民党とか熱湯浴にとって、小沢一郎というのはダース・ヴェイダー的な悪の魅力を放っている」のだが、どちらもあまりぴんとこない。正直言って何を考えているのかあまりわからず、時折彼のアレな発言が伝わってくるのだが*2、勿論それだけではないだろう。今度は管直人との論戦を通じて、少しは小沢一郎の考えが顕になるのだろうか。ただ、小沢周辺からは「首相・代表分離論」が出ているという*3民主党代表になっても首相は引き受けない。もしそうだったら、政党政治とか議院内閣制ということが空洞化してしまう危険があるわけだし、小沢一郎の考えが露呈することもあまり期待はでいないということになる。
ところで、http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/3135379ca4115ba508509a373137df97によると、今回の出馬で「小沢信者」たちはすごく盛り上がっているらしい。気分は文化大革命!? 上でも書いたように、本人のイメージがあまりぱっとしないだけに、「小沢信者」の言動が小沢一郎のイメージに影響する可能性は高い(といっても、その影響は〈政治blog〉という狭いローカルの範囲でしかないか。
それから懸念されるのは、民主党内の歴史修正主義分子*4が小沢に急接近しているという話をちらっと聞いたこと。

ところで、小沢一郎に「惹き付けるオーラのようなものがない」というのはヘテロセクシュアル的な偏見かも知れない。ゲイの間では小沢一郎は大人気だという*5