- アーティスト: amin
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2008/11/19
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荒井由美の「卒業写真」をaminが『My Life, My Songs』*1の中で中国語でカヴァーしている(「畢業相片」)。それで、かなり前に、「卒業写真」の
について、H先輩が凄ぇ身勝手な女だよねと言っていたのを思い出す。それはさて措き、間テクスト性を巡る疑問が浮かぶ。「卒業写真のあの人」と、「あの日に帰りたい」で「泣きながらちぎった写真を/手のひらに/並べてみるの」と歌われた「写真」の人とは同一人物なのか、それとも別人なのか。「あの日に帰りたい」はボサ・ノヴァ。その頃、日本で流行ったボサ・ノヴァ調の歌ということで、丸山圭子*2の「どうぞこのまま」を思い出す;
人ごみに流されて
変わってゆく私を
あなたはときどき
遠くでしかって
たしかに、「時間」というのは「くもりガラスを伝わる/雨のしずく」とか「くもりガラスをたたく/雨の音」といった空間的なものに転写されないかぎり、それとして表し・語ることはできない。しかし、時間に関する哲学的な本として初めて読んだのは滝浦静雄『時間』であり、「どうぞこのまま」と同じ年に出ているのだが、読んだのはこの曲を聴いた4年くらい後、大学に入ってからなので、当時そんなことを考えていたわけではない。それから「どうぞこのまま」以降ボサ・ノヴァ調の曲というのを聴いた記憶はずっとなく、再びボサ・ノヴァを聴いたのは、10年くらい後、それも仏蘭西/白耳義経由で。イザベル・アンテナの「イパネマの少年」。
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- 作者: 滝浦静雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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- アーティスト: アンテナ
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