万博

承前*1

火曜日、遂に上海万博に行く。午前、自宅近くからタクシーに乗って1号ゲートへ。ダフ屋のおじさんから入場券を買う。セキュリティ・チェックのところでライターを没収されてしまう。そのため、この日一日、煙草を吸うのにえらい苦労することになった。浦西エリアは企業パヴィリオンが集中している場所。渡し船に乗って浦東へ。日本館の裏に着く。日本館は6時間待ちという表示が出ており、一挙に見る気を失う。亜細亜諸国のパヴィリオンを横目に見ながらたらたら歩き、会場内バスでヨーロッパ諸国のエリアへ。西班牙館のレストランPedro Lacumbeで昼食。パエリア、トルティーヤ、イベリコ豚のハムと、西班牙料理入門といった趣き。食後、伊太利館に並ぶことにする。最初3時間待ちといわれていたが、1時間ちょっとの行列で入場することができた。ただ、西班牙館のレストランでワインをがぶ飲みしていたにも拘わらず、1時間並んで、酔いは完全に飛んでしまう。伊太利館は自動車、ファッション、パスタ等の伊太利の得意産業の紹介を全面に出しており、これは博覧会展示の王道か。伊太利館2階のカフェGiottoでエスプレッソを飲みながら小一時間休憩。伊太利館を出て、ヨーロッパからアフリカ、アメリカへ。パヴィリオンの外観と並ぶ人々を見物する。その後、仏蘭西館に並ぶ。意外と空いてるじゃんと思ったが、それは錯覚で、結局2時間近く並ぶ。仏蘭西館の展示はVille sensueleというテーマに沿ったイメージ・ヴィデオを中心とする。そして、オルセー美術館のコレクションから、ロダンゴーギャンセザンヌ、ボナール等を各1点ずつ。仏蘭西館を出ると既に空は暗く、中国館の周囲をぶらぶらしたり、川辺の噴水ショーを見たりしながら、またヨーロッパ・エリアへ戻ってきて、Briccocafe*2で食事。ピザとサラダと麦酒。食事が終わると、既に浦西への渡し船はなく、浦西方面行きの会場内バスに乗って、西蔵南路隧道を通り、浦西に戻る。そこから、出口まで歩き、タクシーを拾って、自宅に戻ると、既に11時を回っていた。

浦西の会場。奥に見えるのは「日本産業館」。

中国館。

西班牙館の外壁。

伊太利館の内部(壁)。

アルヘンティナ館。

仏蘭西館から出てくる人々。

仏蘭西館。

夜の伊太利館。


上海万博とは――中国人民に行列をすることを仕込むために政府が仕掛けた規律訓練?