蛙@成都

「専家:成都万余蛤蟆“游街”無関地震」『東方早報』2010年5月6日


5月4日午前、四川省成都市十陵鎮太平村で1万匹以上の「蟾蜍」(ヒキガエル)が行列をなして街中を移動するのが目撃された。成都市の青白江城鎮楊家店でも同様の現象が観察された。村人はヒキガエルの背中には毒があると信じており、蛙が家の中に侵入してこないように、家の戸を閉ざし、隙間も新聞紙などで塞いでしまった。また、地震の前兆ではないかという噂も出現した。成都在住の動物学者・趙力氏は、最近成都の気温が上昇しており、ヒキガエルはより涼しい環境に移動しただけだと説明している。また、王力四川省地震局副局長は、これは「蝌蚪」(オタマジャクシ)が蛙になる過程における正常な移動現象であり、地震の前兆とは関係ないと述べている。