気象庁によれば

承前*1

ハフポスト日本版編集部「地震雲とは? 「大阪地震の前に出現」と情報拡散 ⇒ 専門家は否定」https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/19/earthquakeclouds_a_23462314/


今回も「地震雲*2出たのか。
専門家の意見。先ずは荒木健太郎氏(気象庁気象研究所*3


地震雲」を不安に思われる方が多くいらっしゃるようですが,雲は地震の前兆にはなりません.巷で「地震雲」と呼ばれることの多い雲は全て気象学で説明できる子たちで,雲の状態から地震の影響等を判断するのは不可能なのです.雲は愛でつつ,地震には日頃から備えましょう.https://t.co/GbAxOvsSIg pic.twitter.com/VUaeXUUolh


— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2018年6月18日
https://twitter.com/arakencloud/status/1008638457441185793

また、気象庁のFAQでは、

地震雲はあるのですか?


 雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です。大気は地形の影響を受けますが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません。「地震雲」が無いと言いきるのは難しいですが、仮に「地震雲」があるとしても、「地震雲」とはどのような雲で、地震とどのような関係で現れるのか、科学的な説明がなされていない状態です。

 日本における震度1以上を観測した地震(以下、有感地震)数は、概ね年間2,000回程度あり、平均すれば日本で一日あたり5回程度の有感地震が発生していることとなります。震度4以上を観測した地震についても、最近10年間の平均(2011年と2016年を除く※)では、年間50回程度発生しています。このように地震はいつもどこかで発生している現象です。雲は上空の気流や太陽光などにより珍しい形や色に見える場合がありますし、夜間は正確な形状を確認することができません。形の変わった雲と地震の発生は、一定頻度で発生する全く関連のない二つの現象が、見かけ上そのように結びつけられることがあるという程度のことであり、現時点では科学的な扱いは出来ていません。

※2011年と2016年の震度1以上を観測した地震回数は、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震平成28年(2016年)熊本地震の活動により他の年より多くなっていることから、この平均には用いていません。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq24.html#yochi_7

今回、生物学的な予兆は報告されていないのだろうか。鼠や蛇が事前に移動したとか。いつもは萎え萎えのちんぽがその朝に限って異常な勃起状態になったとか。百田尚樹が突然まともなことを言い出したとか。
菊池聡『超常現象の心理学』をマークしておく。