チカップ美恵子

北海道新聞』の記事;


チカップ美恵子さん死去 アイヌ文様刺しゅう家 61歳 (02/05 16:07、02/05 16:11 更新)

 アイヌ文様刺しゅう家のチカップ美恵子(伊賀美恵子=いが・みえこ)さんが5日午前11時22分、急性骨髄性白血病のため、札幌市内の病院で死去した。61歳。釧路市出身。自宅は札幌市厚別区もみじ台東1。有志による「送る会」は6日午後6時、出棺は7日午前10時30分から、いずれも同市北区北12西4、「ファミリア北12条」で。発起人代表は友人の植村佳弘さん。

 16歳のころからアイヌ文様刺しゅうを始め、1982年以降、国内外で刺しゅう展を開催する一方、講演活動や国際会議への参加などを通じてアイヌ民族の文化や人権、環境保護などを訴え続けた。

 85年、アイヌ民族研究の著作物「アイヌ民族誌」に無断で写真を掲載されたことに対して「肖像権訴訟」を起こし、88年9月に被告側が全面的に謝罪して和解が成立。民族復権運動に大きな役割を果たした。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/214079.html