学研と学校

承前*1


平成生まれはこれ知らないよな

昭和40年代頃、学研の「科学」と「学習」は、小学校で教材に準じた扱いになっていて、業者さんが校内(昇降口の中とか)で販売していた。子供たちは先生が配る集金袋にお金を入れて買いに行った。
「学研のおばさん」が配達するようになったのは、いつ頃からだろう?
http://h.hatena.ne.jp/kanimaster/9259266018350023864

「業者さんが校内(昇降口の中とか)で販売していた」というのは憶えている。しかし、「先生が配る集金袋」というのは憶えていない。学校で配られる「集金袋」というのは、給食費と修学旅行積立金くらいだったような気がする。
ブクマ・コメントを見ると、「Wikiによると学校への委託販売は1972年までだそうだから昭和でも40年代初頭くらいまでに生まれた人しか通じないだろうな」というのがあった*2。そうか、1972年というのは俺が小学校6年生だった年だよ。だとすると、俺は学校構内で販売される『学習』とか『科学』を経験した最後の世代になるのか。でも、「昭和50年代にも一部の学校(自治体?)では残っていたけど引っ越した先の学校ではやっていなかったので宅配に切り替えた」*3とか「70年代後半も学校で売ってましたが微妙に先生を通すのをやめてたかも」*4という声も。
また、「この人の中では昭和50年代と昭和60年代は昭和ではないんだろうな、とか思う」とコメントしている人あり*5。これとは関係ないけれど、「昭和50年代」とか「昭和60年代」という言い方には全然リアリティを感じないのだ。「昭和40年代」もだけど。「年代」で「昭和」が通じるのはせいぜい30年代までだと思う。平成の場合はどうだ? 〈平成1桁〉なんていうのかな。俺にはどうもぴんと来ないけど。昭和のうちは大っぴらに西暦を使うのはサヨク! という雰囲気があることはあったのだが、平成になって開放的になったなと思ったのは、サヨクとか関係なく西暦を使う人が増えたということだ。