カトリックもプロテスタントもユダヤも

日本カトリック正義と平和協議会*1が10月11日に靖国神社及び遊就館「見学」を予定していたが、それに対して「主権回復を目指す会」や「在日特権を許さない市民の会」などのウヨ団体が抗議という名の妨害を計画*2。某MLを通じての情報によれば、その混乱を回避するために「正義と平和協議会」は「見学」の中止を決めたという。
先ず「カトリック」それ自体を「極左」と決めつけるなんて、この人たち、麻生太郎カトリックだということを知らないのかね、と思った。それから熱湯浴のアイドル、稲田朋美*3。それから曾野綾子ちぇんちぇーとかも。
主権回復を目指す会」には掲示板があるのだが*4、その「<カソリック教徒の靖國乱入を粉砕せよ>」スレッド*5を見てみると、この人たち、カトリックプロテスタントの区別、さらには基督教とユダヤ教の区別もついていないんじゃないかと思えてくる。また、この人たちは一方で左翼を罵倒していながら、その一方で左翼的なレトリックや語彙を取り込んでいる/に取り込まれているといえる。先日、「在特会」が「「公務員特権」を批判する一般世論と気分としては緩やかにつながっている」という論説*6を引用したが*7、その意味ではこの人たちは〈左翼〉とも地続きであると言えよう。特に、ユダヤ陰謀論を振り回すような輩、例えばコシミズ*8とは訣別したらしいOh, Henry*9周辺の動きは注意すべきなのではないかと思う。
以下、「松本英志」という人の些かデムパ染みた言説をサンプルとして掲げておく*10


14.松本英
投稿日:2009/10/07 23:24

>>13
植民地列島「日本」の支配権と利権に群がる有象無象の群れが、我も我もと押し寄せて来るおぞましき構図!
この「似非独立国家」の下では、日本人の若い勤労青年の群れが職にもつけずに路頭に迷ってホームレスとなり、人知れず餓死して行き、その一方では、密入国支那人朝鮮人が働きもせずにブラブラしながら福祉をもらって遊び暮らし、それが「多文化共生」とまことしやかに喧伝され、キレイゴトがまかり通る!
これが現今の植民地列島「日本」の末世的実情である。

ユダヤ金融財閥が裏から支配して、益々貧富の差が広がって格差社会そのものの道を進み続け、ワーキングプア(勤労貧民)が続々と生み出されるアメリカ。

共産党独裁支配の下、これまた貧富の差は凄まじく、それを圧政と暴政、他民族(日本人、ウイグル人等)への憎悪を煽る似非プロパガンダで押さえつけ、騙して成り立っている支那中共帝国。

中共の傀儡属国、北朝鮮もまた同じ。

その中共を、アメリカ・ユダヤ勢力の巨頭ロックフェラーが公式に大国として承認した。

ユダヤ金融財閥勢力と支那共産党独裁勢力とは、まさに良く似たお仲間同士!

それもそのはず、ロシア革命の資金を提供し、ソ連が成立するや、大々的にソ連に投資したのはアメリカのユダヤ金融財閥クーン・レプ商会とロックフェラー財閥、そしてソ連共産党を牛耳ったボルシェヴィキの幹部連中もこれまたレーニントロッキーを始めとするユダヤ勢力。

こうして観れば、ソ連の後継でもある中共ユダヤ財閥勢力が同類であることなど、不思議なことでも何でもない!
(これで、コシミズの支那中共 VS ユダヤといういかさま図式は破綻する!)

ユダヤ金融財閥が牛耳るアメリカと、中共が支配する支那が連合して日本制圧に動くのはしごく当然、である。

アメリカのキリスト教原理主義勢力の「福音派」を仕切っているのもイスラエルシオニストユダヤ勢力であるから、「全平協」とやらも、その実態は実はユダヤ金融財閥・支那中共連合の手先なのでは、とかんぐりたくなる。

まさに東西のおぞましき勢力が世界支配を確立せんとし、地球人類自滅へのカウントダウンが始まる!

啓蒙というわけではないのだが、近代的な意味での反ユダヤ主義震源地のひとつが19世紀仏蘭西カトリックであることは、工藤庸子『宗教vs.国家』のpp.164-165辺りを読めと申し上げておく。
宗教VS.国家 (講談社現代新書)

宗教VS.国家 (講談社現代新書)

ところで、「主権回復を目指す会」の掲示板の同じスレに、

靖国社務所までもがもう左翼の巣というではありませんか。
国旗掲げてないです。

ゾンビが凄い勢いで増殖してる恐怖を知ってください。
目が離せません。

これはgood newsなのか、それともbad newsなのか。
それにしても、「主権回復を目指す会」とは〈反米愛国〉かよ。とんだ毛沢東主義者だぜ。