承前*1ということで。
永瀬ユキ「マルクス『共産党宣言』の問題・・・ドグマに捉われてはいけない」http://www.n-yuki.net/blog.php?itemid=494
この永瀬さんという方は存じ上げないが、先ず『共産党宣言』から3つの問題が提起されている。
1)「マルクスが自身の考えを「善」とし、他の思想家――特にプルードン――を徹底的に攻撃している」。そして、「この排他性が結局の所、左翼党派――実際の規模で言えば「グループ」と言った方がいいかも知れませんが――に異議を唱えれば「反革命」と攻撃されることの根源になっているものと思われます」
2)「ブルジョアジーとプロレタリアートの対立をむやみに煽っている」
3)「私自身はプルードンの「連合主義」に対して魅力を感じているし、現代の社会情勢で適用するのには妥当性があると考えています」
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と、つらつら書いてきたが、このエントリーの最後は、
と終わっている。
ぜひ読んで欲しいブログ記事があります。
◎右派や左派など意味なし!体制擁護派と体制批判派こそが存在している!・・・BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」
http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-690.html
◎蓮池透×鈴木邦男トークショー(東京)・・・喜八ログ
http://kihachin.net/klog/archives/2009/07/talk090730.html以上のように、もはや右翼も左翼も無く、主張の中身こそ問わなければならないと思います。
ありゃ!? これはコントだったの? 最後にみんなでどてっとこけるのがコントの定番だからだ。ということで、この永瀬さんのテクストを読むためには、先ず床に危険物が落ちていないかどうかを確認しなければならず、できれば受け身の練習もしておいた方がいい。
どてっ!
*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090227/1235705016 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090327/1238126481 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090716/1247747305 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090731/1248969633 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080729/1217347380 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080809/1218256301 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080810/1218343197 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080901/1220265656 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090716/1247674955 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090727/1248634457 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090729/1248840543
*2:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090721/1248194373
*3:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080904/1220464623
*4:的場昭弘『マルクスだったらこう考える』を読むと、マルクスのキャラは寧ろ埼玉の「竹下」さん(See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090711/1247277644 http://d.hatena.ne.jp/tada-wo/20090616/1245138703 http://d.hatena.ne.jp/tada-wo/20090618/1245313092 http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20090705 )に近いことがわかる。あと、マルクスの妻についてはいいたいこともあるのだが、ここではやめておく。