「廃太子」?

承前*1

週刊朝日』の記事が「@niftyニュース」で読めるのね。


「識者が考える「平成皇室論」」http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090715-01/1.htm


記事の序に曰く、


病のなかにある雅子さまに皇后の立場が務まるのか。今こそ「別居治療」「離婚」そして「廃太子」、この三つの選択肢を考えるべき時ではないか──。天皇陛下(75)の級友でジャーナリストの橋本明さんが7月7日に上梓した『平成皇室論』(朝日新聞出版)が話題を呼んでいる。識者たちはこの提言をどう見るのか。

『平成皇室論』3つの提案の要旨
 神格化されていた昭和天皇は戦後、象徴天皇になった。しかし、本当の意味で「象徴天皇」をつくりあげたのは今上天皇美智子さまである。二人三脚で、戦死者らへの追悼に心を砕き、悲しみや苦しみにあえぐ人々に心を寄せてこられた。しかし、いずれの日か、皇太子殿下が即位し、雅子さまが皇后になられる日が来る。現在、病のなかにある雅子さまが皇后としての激務をこなせるのか。皇室のあるべき運営に不都合をきたす可能性が高いのではないか。今こそ、?雅子さまが別居して治療に専念する、?離婚できるよう皇室典範を改正する、さらに?皇太子殿下が秋篠宮さまに皇太子の座をゆずる廃太子、という三つの選択肢を考えるべき時にきているのではないか──。

まあ、皇太子に対して、皇位と離婚のどちらか選べと迫るということは、不仁な左翼でもしないだろう。これに対して、あの「広島の金子親分」*2aka 西尾幹二*3がよくぞ言ってくれた、みたいなコメントをしている。これは、香山リカが「橋本さんの提言は、皇室論という体裁をとっていますが、私には、いわゆる「舅の嫁いびり」のようにしか見えません」といっている通りであろう。
また、「廃太子」というのも一気に奈良時代か平安初期に遡ってしまったような表現ではあるが*4、そうなったとしても、紐育か巴里に移住して毎日パーティ三昧のセレブ生活を楽しめばいいとは思うのだが、皇族は〈国民〉ではないのでパスポートも持てず、従って出国できないのであった。