承前*1
http://blog.livedoor.jp/skeltia_vergber/archives/50894802.html
http://www.nhk.or.jp/special/onair/city.html
「グローバリゼーション」と「グローバリズム」ですか。「グローバル化と資本のフレキシビリティ」(in 『ソシオロジカル・スタディーズ』*2を書いたときは、紙数の都合で「グローバル化」と「グローバリズム」の区別については言及しなかった。しかし、取り敢えず、「グローバリゼーション」(「グローバル化」)は「世界規模におけるモノ/カネ/ヒトの移動の活発化」(拙稿、p.242)というたんなる現象を指し、「グローバリズム」は「資本のフレキシビリティ」の最大化や「グローバル・スタンダード」を強調しつつ、そのような世界規模での「移動の活発化」や脱国境化を促進しようとするイデオロギーということではどうでしょうか。なので、Skeltia_vergberさんが引いているNHKのサイトの言葉遣いには違和感があります。「グローバル化」の定義を巡って、拙稿で基本的に参照したのは、伊豫谷さんの『グローバリゼーションとは何か』、それからAshcroft/Griffiths/HelenのKey Concepts in Post-Colonial Studiesでした。
ソシオロジカル・スタディーズ―現代日本社会を分析する (SEKAISHISO SEMINAR)
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Key Concepts in Post-Colonial Studies (Key Concepts Series)
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http://blog.livedoor.jp/skeltia_vergber/archives/50874052.html