中国お正月映画と「日本元素」

承前*1

王錦思「熱賣的中国電影何以屡現日本元素?」『東方早報』2009年2月2日


赤壁』、『葉問』、『非誠勿擾』といった中国の賀歳片(お正月映画)について曰く、


不少観衆注意到、雖然片中幾乎没有“日本”二字、但実際上日本痕跡随処可見、不断進入慣習的聴覚視覚和感覚。這表明日本流行文化正加速進入中国人的生活。
ここで主に言及されているのは映画音楽。『葉問』の音楽は川井憲次。そのサントラについては、「《葉問》的配楽幾乎可以作為東西結合的典範作品、成以音楽学院的教材、因為無論是電子合成器的穿挿、層次鮮明的場景営造、民楽器的点綴、還是鼓操的鼓楽運用、《葉問》都做到了水溌不進的厳密和精準」。
また、『赤壁』の音楽は岩代太郎

在《赤壁》編曲上、岩代太郎採用管弦交響楽、既有電子合成器的常規運用、也使用銅管和笛子。無論是《赤壁(上)》主題曲《心戦》和《赤壁(下)》主題曲《大江東去》、都顕得気勢恢弘、大気磅礡。
「這部影片――即使是有些抗日痕跡的《葉問》――的制作者大胆使用日本作曲家、植入日本元素、無関愛国與否的問題、只是藝術要求使然」;

比起中国、日本学習西方音楽時間更久、注意西洋音楽和東方音楽的完美融合。在電影音楽上、能夠使旋律與画面和意境的結合和互動達到水乳交融、許多中国同行只能望其項背。許多華語電影導演認為、日本配楽人会比国内配楽人更能体会把握中国伝統文化的音楽精髄、句勒出那種蕭瑟、飄逸的東方意境、於是但凡大片基本都是日本音楽家来做。這可併不単純市場化和自由化導致的取捨。
なお、(ここでも名前が挙げられているが)中国語圏映画における日本人音楽家といえば、梅林茂――『花様年華』、『十面埋伏』、『霍元甲』、『周漁的火車』――だろう。
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ところで、『非誠勿擾』では、葛優が突然「知床旅情」を日本語で歌い出すシーンがあった。