薩摩守

『朝日』の記事なり;


子ども切符で電車に乗る大人急増、警察が摘発強化へ

2008年8月11日3時1分



 大人なのに子どもの切符で電車に乗る不正乗車が、JR各線で目立つという。子どもの切符で自動改札を通ると、ランプや電子音が駅員に知らせるが、混雑時に防ぐのは難しい。JR東日本が「切符は正しく目的地まで」とモラルに訴えても限界があり、警察が摘発強化に乗り出した。

 東京近郊の主要ターミナルの一つ、JR大宮駅(さいたま市)では子ども料金(小学1年〜6年)の切符で自動改札を通り抜ける大人が相次いで警察に摘発されている。6月の摘発例では「小遣いを節約したかった」(18歳学生)、「職がなく生活費を切りつめたかった」(45歳無職)との動機もあり、「不況の影響もあるようだ」と埼玉県警鉄道警察隊は見ている。

 警察庁によると、全国の鉄道警察隊による無賃乗車の検挙件数は03〜05年は40〜80件台。それが06年に148件に急増し、昨年も129件あった。大宮駅のある埼玉県の主要駅では昨年、正規料金を払わずに自動改札を通過した170件が摘発された。08年は5月末で190件を超え、子どもの切符を手に捕まる大人が目につくようになった。

 JRでは子ども料金で自動改札を通過すると、ランプが点滅し、電子音が鳴って知らせる仕組みだが、混雑の中で駅員や警察官がすべてを見つけるのは困難だ。埼玉県警ではJRと連携し、利用客が増える夏休み中に監視の回数を増やすことにしている。(奥田薫子)
http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY200808100316.html

1990年代の前半だったと思うが、ニュース・ショーか何かで、キセル乗車が採り上げられていて、福留功男があたかも凶悪犯罪であるかのように青筋を立てて怒っていたという記憶がある。「無賃乗車」とか所謂キセル乗車とかって、少なくとも或る世代以上の人だったら、(多分「奥田薫子」も含めて)やったことがない人はいないと思う。自動改札が導入されて、キセル乗車というのは困難になったと思ったが、「子ども」の切符を買うという手があったか。ところで、「大人なのに子どもの切符で電車に乗る不正乗車が、JR各線で目立つ」というのは、経済学的に考えれば、JRの運賃は高いぞという消費者様の意思表示ということになるんじゃないか。
さて、日本、特に埼玉県はきわめて治安が良くて平和な場所であろう。ダサイたまっていうな! テロとも通り魔とも無縁な平和な場所。貴重な警察力という資源を薩摩守を捕まえるために費やすのだから。