宮迫千鶴さん

竹村さん経由で知る。


訃報:宮迫千鶴さん60歳=画家、エッセイスト


 画家でエッセイストの宮迫千鶴(みやさこ・ちづる)さんが19日、リンパ腫のため埼玉県川越市の病院で死去した。60歳。葬儀は26日午前11時半、静岡県伊東市吉田1026の2のセレモニーホール白寿。自宅は同市八幡野1314の56。喪主は夫で画家の谷川晃一(たにかわ・こういち)さん。

 コピーライターや雑誌編集のかたわら絵画や写真を学んだ。美術展などを開く一方で、伝統的なイメージにとらわれない、独自の女性論や家族論、現代文化論を展開。1980年代のカルチャーシーンをリードした。著書に「ママハハ物語」「超少女へ」など。

毎日新聞 2008年6月20日 19時31分
http://mainichi.jp/select/today/news/20080621k0000m040066000c.html

20年くらい前に、上野千鶴子との対談本『多型倒錯―つるつる対談』、たしか処女作の『イエロー感覚』、『超少女へ 』を読んだけれど、その後はその数年後に『不惑の星座』という本を古本屋で見つけて読んだくらいだった。1990年代に入って、(断じて非難する意味ではなく)スピリチュアルなものへの志向を強めていたことは聞いていたけれど、1995年のオウム事件の直後に、どこかの雑誌の特集号であったと思うが、スピリチュアルな立場からオウム真理教のいう〈慈悲〉なるものの欺瞞性を指摘した文章を寄せていたのを読んで、感心した記憶がある。なお、私が香港という場所に対して思い入れを持ち続けていることに関して、宮迫さんの影響はけっこう強かったということは言っておかなければならない。
多型倒錯―つるつる対談

多型倒錯―つるつる対談

イエロー感覚―不純なもの、あるいは都市への欲望 (1980年)

イエロー感覚―不純なもの、あるいは都市への欲望 (1980年)

超少女へ (集英社文庫)

超少女へ (集英社文庫)

不惑の星座

不惑の星座

晩年はこういう本を出していたのか*1
また、グレート草津*2の訃報を知る;

訃報:グレート草津さん66歳=元プロレスラー

 グレート草津さん66歳(ぐれーと・くさつ<本名・草津正武=くさつ・まさたけ>元プロレスラー)21日、食道がんの肺への転移のため死去。葬儀は24日午前11時、静岡県長泉町下土狩71の11のセレモニーホールみしま平安会館。自宅は同県三島市旭ケ丘35の19。喪主は妻智子(ともこ)さん。

 ラグビー界でも活躍。高卒後に八幡製鉄(現・新日鉄)へ入社し、日本代表にも選ばれた。現役レスラー時代にはルー・テーズらと対戦した。

毎日新聞 2008年6月22日 19時36分
http://mainichi.jp/select/today/news/20080623k0000m040060000c.html