ともにNYTの記事。
ERIK ECKHOLM “Higher Education Gap May Slow Economic Mobility” http://www.nytimes.com/2008/02/20/us/20mobility.html
最近公表されたBrookings研究所の調査報告書によれば、経済的階層間及び人種間の高等教育を受ける機会の格差は広がりつつある。米国において学歴は「経済的移動」(貧困層→中流階層or富裕層)に対して大きな力を持っている。収入が下位5分の1の子女で大学を卒業した人の19%は富裕層(収入が上位5分の1)に上昇し、62%は中流階層に上昇している。しかし、貧困層の子女で大学を卒業しているのは11%しかいない。「人種」でいえば、ヒスパニック系と黒人は学歴において白人及び亜細亜系に遅れをとっている。黒人にとって深刻なのは、(昨年発表された或る報告によれば)下降移動を被っていることである。中流階層の親から生まれた黒人の半数近くが貧困層(収入の下位5分の1)になっている(白人の場合は16%)。これと同じ傾向は、近日公表される予定の保守系のHeritage財団の報告でも述べられているという。
KAREN W. ARENSON “Wealth Gap Growing Bigger Among American Colleges” http://www.nytimes.com/2008/02/20/education/20educ.html
Council for Aid to Educationによる米国の大学の2007年の資金集め状況に関する報告。
因みに、トップはスタンフォードで$832 million。
In all, colleges and universities raised about $30 billion, 6 percent more than the previous year. But nearly one-third of that increase — $518 million — went to just 20 institutions.Those 20 campuses raised a total of almost $7.7 billion — or more than a quarter of all giving to colleges and universities, the council said. The top 20 represent fewer than 1 percent of the nation’s institutions of higher education.