照民その他

http://www.otonamazu.com/DJ_info/peter_cmt_20071209.html


昨年の12月にピーター・バラカンさんが何者かに襲撃されるという事件があったが*1、ピーターさん自身のコメントを読む。曰く、


例の男が乗っていた車のナンバーをスタッフの一人が書きとめたので、警察はその車を見付けることが出来ました。レンタカーで、催涙スプレイが中にありましたが、乗っていた男は自分が何も知らないと言い張り、その人だったかどうかという確固たる証拠が見つからない限りこのまま終わってしまうかも知れません。
その事件の時刻に、「乗っていた男」がそのレンタカーを借りていたのかどうか、またアリバイを調べるということもしなかったら、杜撰というか職務怠慢といわれても仕方あるまい。やっぱり(コメント欄で鴨嘴博士がおっしゃっていたように)右の方の人の政治的動機によるものだったのか。
さて、ピーター・バラカンさんがロバート・プラントアリソン・クラウスRaising Sand*2を賞賛していた。曰く、

レッド・ゼペリンが死ぬほど嫌いだった大きな理由の一つはロバート・プラントのヴォーカルが苦手だったからですが、例えばハニードリッパーズでは彼の歌を全く抵抗なく聴けますし、最近のソロ・アルバムも決して嫌いではありません。それにしても、これは実に美しいアルバムです。プラントは以前からアリソン・クラウスのファンだったらしく、ロックンロール殿堂の主催で行われたレッドベリーへのトリビュート・コンサートに出演した時に彼女に共演を頼んだのですが、予想以上に相性が良かったため共演アルバムの話が進んだとのことです。Tボーン・バーネットがプロデューサーとして加わっています。ブルーグラス寄りのカントリーを得意とするアリソンの歌がフィーチャーされた映画「オー・ブラザー」や「コールド・マウンテン」のサウンドトラックをプロデュースしたのも彼です。曲はプラントのオリジナル一曲除けば全てカヴァーで、しかも古めの渋いR&Bやカントリーものが多いです。全然派手さのない作品ですが、Tボーン自身やギターのマーク・リボーをはじめ、一流のミュージシャンたちの丁寧な演奏が光っています。
http://sp-plugin.jp/onsuijin/pb_weekly_index.html
Raising Sand (Ocrd)

Raising Sand (Ocrd)


http://d.hatena.ne.jp/Talpidae/20080211/p2


「ミズラモグラ」さんが『大人の科学マガジン』の「テルミンmini」を買ったという。これって、けっこう話題になってるみたいで、他のマイミクさんでも買った人がいるみたい。「ミズラモグラ」さんにとっては、テルミンといえばビーチ・ボーイズの『スマイリー・スマイル』であるようだが、俺にとってテルミンといえば、やはりZEPの”Whole Lotta Love”です。

Led Zeppelin II

Led Zeppelin II

http://gushou.blog51.fc2.com/blog-entry-93.html


この方は、「前々から意識はしていたけど、私のロック嫌いはエレキの荒れた音色に馴染めなかったことが大きかったのだ」という。たしかに、ディストーションをかけて音を「荒れ」させるというのはロックの特色でもある。また、ブルースから引き継いだチョーキングという技法もあるし。ただ、〈透明なエレキ〉というのもあって、1970年代で思い浮かぶのはイエススティーヴ・ハウ。とはいいつつ、私がイエスでいちばん好きな曲のひとつは”Going for the One”であるのだが、普段は透明な音を出しているスティーヴ・ハウがスティール・ギターを使って一生懸命歪んだ音を出しているのがかっこいいというところもある。1980年代に入ると、U2のエッジ。初めてWarを聴いたときに、ボノの歌ではなくエッジのギターの透明さに驚いたという人も多いんじゃないかと思う。勿論、ドゥルッティ・コラムのヴィニ・ライリーを外すわけにはいかないだろう。勿論、最近の作品もいいが、最初に聴いたときの衝撃ということでは初期の3作品。

Going for the One

Going for the One

War

War

Return of the Durutti Column

Return of the Durutti Column

LC

LC

Another Setting

Another Setting