承前*1
『新民週刊』の11月9日号は、徐光啓によるユークリッド『幾何学原理』漢訳400周年の特集――「徐光啓 利瑪竇 星星照耀400年」;
また、
銭亦蕉「星星照耀400年」(pp.12-13)
汪偉、銭亦蕉「《幾何原本》的大時代」(pp.14-16)
汪偉「徐光啓與利瑪竇」(pp.16-18)
銭亦蕉「“蜜月期”中的利瑪竇」(pp.20-21)
陳統奎「徐承煕:重構家族記憶」(pp.22-23)
金姫「重生:在四百年後」(pp.24-25)
王〓*2一、袁航「在徐家匯仰望星空」(pp.26-28)
銭乃栄「従利瑪竇尋找“官話化石”」(pp.28-29)
王悦陽「雨打風吹風流駐」(pp.30-31)
と書いたが、これについては、
上海市徐匯区政府は、ユークリッド『幾何学原理』漢訳400周年を記念して、11月8日に上海で徐光啓の子孫、ユークリッドの書物を中国に伝え、漢訳に協力したイエズス会士Matteo Ricci、Sabatino de Urisisの子孫(当人の直系では勿論なく、その家の子孫ということだろう)が上海で再会すると発表した。ところで、徐光啓の子孫は上海に住んでいるのか。
姜麗鈞「徐光啓利瑪竇後裔上海相聚」『東方早報』2007年11月9日
Zou Qi & Winny Wang “One cup of coffee adds up to a place in history” Shanghai Daily 9 November 2007
また、徐光啓の15代目の子孫である徐承煕氏は上海在住で、某企業の中間管理職。また、マテオ・リッチの後裔Luigi Ricci氏は伊太利Macerata大学教授。Sabatino de Urisisの後裔Paolo Sabatini氏は哲学者で上海の伊太利領事館文化処長。
幾何という言葉はこの翻訳の時に造られた言葉なので、今年は幾何という言葉が誕生して400年ということになる。
*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071027/1193464243
*2:ling2. さんずい+令。GB6786