「表布」と「裏地」

「うさこ」さんによる『ダ・ヴィンチ・コード』のレヴュー*1から;


わたしたちは、ものごとについて調べる場合、ひとつずつの「知識」はつねに表布にすぎないことを思いおこす必要がある。布には裏地がついている。その概念を位置づけてきた文化的文脈、解釈の系譜というぶあつい裏地である。裏地を知るまで、その表布は使えない。知らずに使えば失笑をさそう。これは自分をかえりみてもこわい。
はい、肝に銘じます。