「学力の二極化」?

『朝日』の記事なり;


学力の二極化、64%が実感 有識者委アンケート
2006年09月11日21時08分

 有識者らでつくる「日本の教育を考える10人委員会」(委員長・佐和隆光立命館大教授)は11日、約1万人を対象にした義務教育アンケートの結果を公表した。それによると、勉強ができる子と、できない子という「学力の二極化」が進んでいると感じる人は3人に2人で、うち7割近くは「所得格差が原因」と考えていた。同委員会は「少人数教育を含めて、きめ細かな指導ができる施策が必要」と提言している。

 アンケートは4月、インターネット調査会社の会員から、地域や年齢を考慮して抽出した20歳以上の男女を対象に実施。1万184人が回答した。

 それによると、学力の二極化が「進んでいる」と思う人は全体の64%。「分からない」が30%、「進んでいない」は5%だった。「進んでいる」と答えた人のうち、66%は「所得の格差によって、子どもの学力に影響が出る」と回答した。
http://www.asahi.com/life/update/0911/007.html

「学力の二極化」というのを実感できる立場にいる人といえば、学校や塾の教師、或いは学生・生徒自身だろうと思う。それに限定しない一般人に対してこういうアンケートをするというのは、これだけ多くの人が俺たちと同じ意見を持ってるんだぜということを誇示するという意味しかないのではないかと一瞬思ってしまう。
ただ、アンケート調査で1万をサンプリングするのは尋常ではない。多分幾重ものクロス分析を最初から想定したものと推察する。ので、即断は慎むことにする。