おくのほそみち

承前*1


ブームというと、ペン習字が流行っているらしい。そういうのに敏感な妻は早速お手本を買ってきて、ここ数日ペン習字にはまっている。最初に中国に行った1989年頃、『雷鋒日記』をペン習字のお手本にしたものが出回っていたが、現在は唐詩とか『千字文』といった古典物が中心。ペン習字は日本でも流行っているらしく、6月に日本に帰ったとき、私の親は『奥の細道』を買ってきて、ペン習字していた。
と書いたのだが、これのことでした。

えんぴつでなぞる「奥の細道」、なぜか若者に人気


 随筆、俳句、短歌などの名文をなぞり書きする本がブームとなり、書店では専門コーナーまで設けられている。

 火付け役となったのは、今年1月に出版された、「奥の細道」(松尾芭蕉)をなぞる本。習字の練習のように、薄く印刷された手本を鉛筆でなぞっていくという新スタイルの“読書”だが、文書はキーボードで書くのが普通となった若者の間でも「気分が落ち着く」「読むより頭によく入ってくる」と、ネット上などで評判を呼んでいる。

 丸善丸の内本店の「なぞり書き本」特設コーナー。77万部のベストセラーとなった「えんぴつで奥の細道」(ポプラ社)のほか、芭蕉の「野ざらし紀行」、「徒然草」など15種類が並ぶ。特に百人一首は4社から出版されたものが置かれている。同店の担当者は、「20〜30種類は出版されており、これでも絞って置いている。まさかここまでの人気になるとは」と話す。
(読売新聞) - 8月16日18時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060816-00000406-yom-soci

最近妻はペン習字してないですが。