陳凱歌について幾つか

承前*1

 李雲霊「胡弋不與陳凱歌同場競技」『東方早報』2006年3月14日


胡弋氏はここでは「饅頭教主」と呼ばれている。Yahoo!(雅虎)はそのCMの演出を、陳凱歌と馮小剛と張紀中に依頼しているが、実は胡弋にも声を掛けていたという。胡弋氏は、たしかに雅虎から話はあったが、訴訟問題出現以前のこと。受けなかったのは、陳凱歌にびびったからではなく、「自己的能力、財力有限」であるからにほかならないと。現在、胡弋氏は某映画会社から短編制作の依頼を受けている。


 Wendy LIU “Steamed Buns Burn Chen” City Weekend, March 9-22 2006, p.26


ここで、Liuさんは”the short parody has become more popular than Chen’s labor of love.”とまで言い切っている。ある人の言によれば、『一個饅頭引發的血案』こそが『無極』の売上げに貢献しているのであって、故に”Chen Kaige should appreciate Hu’s help.”ということになる。Liuさん自身の主張としては、


(….)all of this hullabaloo is just masking the fact that it is The Promise did not live up to expectations. In fact, recent Chinese films like Hero, House of Flying Daggers, The Promise (and the list goes on) were all flops, and Chen should readjust his priorities to realize that it is the quality of his film that he should be worried about, not a silly parody.
ということ。因みに、3つ挙がっているタイトルのうち、最初の2つは張藝謀のもの。 House of Flying Daggersの邦題は『LOVERS』。


また、『三聯生活週刊』(3月6日号)の特集が「凱歌老了」。

李鴻谷、李菁、朱文鉄「凱歌老了 一個人與一個時代」(pp.22-29)
「美国往事」(洪晃*2へのインタヴュー)(pp.30-32)
王鴻諒「陳凱歌和他的80年代」(pp.32-35)
呉〓*3「《覇王別姫》為甚麼成功?」(pp.36-37)

 また、pp.26-29には、陳凱歌の略歴と1984年の『黄土地』以来の全作品が紹介されている。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060306/1141675462

*2:陳凱歌の前夫人。

*3:qi2。王+其。GB7187