Whereabouts of Nicholas


ハフポスト韓国版編集長のキム・ドフンが、軽い気持ちでネットオークションで購入したニコラス・ケイジのクッション。待てど暮らせど、自宅には届かなかった。それもそのはず、そのクッションは韓国ではなく、北朝鮮に行ってしまったというのだ。なぜそんなことに! 韓国版の記事を翻訳した。
ということ;


김도훈「ニコラス・ケイジのクッションを買ったら、なぜか北朝鮮に配送された。」https://www.huffingtonpost.jp/dohoon-kim/nicolas-cage-pyongyang_a_23462412/

New songs since New

『日刊スポーツ』の記事;


ポール・マッカートニー新曲2曲、全世界で同時配信
記事提供:日刊スポーツ
2018年6月20日


 英歌手ポール・マッカートニー(76)が5年ぶりに新曲をリリースすることが20日、分かった。「アイ・ドント・ノウ」「カム・オン・トゥ・ミー」の2曲を、20日(日本時間21日)から全世界で同時配信する。

 関係者によると、「アイ・ドント−」は「哀愁のある、魂の癒やしのバラード」で、「カム・オン・トゥ−」は「胸の高鳴る曲」としている。

 2曲が収録された新アルバムを、今年秋に発売することも発表された。アルバム発売は13年「NEW」*1以来、5年ぶりとなる。
https://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01806204544.html

New

New

お休みの話

朝日新聞』の記事;


小泉今日子さん、俳優休業宣言 舞台プロデュースに注力
2018年6月20日19時08分


 俳優の小泉今日子さん*1が所属事務所「明後日(あさって)」の公式サイトで、俳優業をしばらく休業することを発表した。

 小泉さんは15日、「小泉今日子からのご報告」というタイトルの文章で休業を宣言*2。休業の詳しい期間は明らかにしなかったが、今後は「舞台の制作などプロデューサー業に力を入れ、良い作品を世に送り出したいと思っております」とした。

 メッセージでは「2018年、2月1日よりバーニングプロダクションから独立致しました」と改めて報告。現在の所属事務所である「明後日」は、2015年2月4日、自身を代表取締役として設立している。
https://www.asahi.com/articles/ASL6N5JXRL6NUTFL00N.html

See also


ハフポスト日本版編集部「小泉今日子、女優業をしばらく休養 「プロデューサー業に力を入れ、良い作品を世に送り出したい」」https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/20/kyoko-koizumi_a_23463371/

You can't dance

神庭亮介*1「「無許可でダンス」警察が有名バー立ち入り 風営法の拡大解釈に経営者は反発」https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/geronimo
神庭亮介「「ダンス禁止」の張り紙再び 警察から指導「時代が戻ってしまったよう」」https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/no-dancing


六本木のバー「GERONIMO東京」が2月に、風俗営業法違反(「特定遊興飲食店」としての許可を得ずに営業)の疑いで、経営者が警察に呼び出しを食った件。この店には、DJブースは勿論のこと、ダンス・フロアもない。客が勝手に音楽に合わせて身体を揺らしていたのだという。警察は「ダンス禁止」の貼り紙をするよう指導。
警察は張り切りすぎだろうということはある。日本の為政者にとって「ダンス」がどのような意味を持っていたのかということは重要な研究課題だろうけど、このスタンスが拡張されると、ダンスを煽るような歌詞の曲を流してはいけないということになるかも知れない。例えば、アパもといアバの「ダンシング・クィーン」もアウトになるかも。


You can dance. You can jibe.
マンマ・ミーア! [DVD]

マンマ・ミーア! [DVD]

Dancing Bossa

Dancing Bossa

イメージを守るために?

承前*1

『デイリースポーツ』の記事;


ドン・ファン妻、野崎氏とは「体の関係は一度もなかった」

2018年6月18日 12時54分 デイリースポーツ


 紀州ドン・ファンと呼ばれた酒類販売業社長の野崎幸助氏が不審死を遂げた事件で、22歳の妻が18日に放送されたフジテレビ系「バイキング」で、体の関係は「一回もなかった」という夫婦生活を明かした。

 番組では15日に放送された野崎氏の妻のインタビューで流せなかった部分を放送。その中で、インタビュアーの坂上忍が「ぶっちゃけ聞くけど、男と女の関係になったのってどれぐらい?」とストレートに聞いた。

 すると妻は「社長の、1日3回、5回しなきゃいけないと自叙伝に書いているんですけど、そういうことを言って注目されたい人だった」と、野崎氏が注目されるきっかけとなった自叙伝の内容に触れ「本当はもう、体が悪くて。転んだりしたら一人で立ち上がれないほどすごい体が不自由」と、野崎氏の健康状態を明かした。

 そんな野崎氏だけに「ほぼ介護状態で、体の関係っていうのは私は一回もなくって」と、肉体関係は一度もなかったと驚きの夫婦生活を明かした。

 妻は更に「体の関係から否定したら、自叙伝自体、全部否定しちゃうことになって。なので(最初のインタビューだった)FRIDAYでは言えなかった」ともコメント。“紀州ドン・ファン”と呼ばれた根拠を否定することは言えなかったと訴えていた。
http://news.livedoor.com/article/detail/14881750/

紀州ドン・ファン 消えた「もうひとりの花嫁候補」の告白」http://blogos.com/article/303360/


この『週刊ポスト』の記事で、「もうひとりの花嫁候補」=「絵美さん(仮名・34)」は「体が悪いから仰向けのまま、手でしてあげました」と言っている。

流言蜚語

承前*1

NHKの報道;


地震でデマ情報拡散 “冷静に行動を”
2018年6月18日 14時51分


今回の地震のあと、ツイッターなどのSNS上では、事実と異なるデマの情報が投稿され、拡散しているケースが確認されていて、大阪府は不確かな情報をむやみに拡散せず、冷静に行動するよう注意を呼びかけています。

ツイッター上では大阪・西区にある「京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入っている」とするデマの情報が投稿され、拡散しています。

また、「京阪電車が脱線している」というデマも拡散しています。

このほか、ツイッター上では大阪府の北部で「シマウマが脱走」しているという情報も広まっています。

いずれもこのような事実はなく、大阪府は不確かな情報をむやみに拡散せず、冷静に行動するよう注意を呼びかけています。大阪府は今後、ホームページでも注意喚起を行う予定です。


差別あおるような投稿も
また、ツイッターなどSNS上では在日外国人などへの差別をあおるような投稿が複数見られる一方で、こうした投稿を非難する声も上がっています。

具体的には「在日外国人の窃盗・強盗にはくれぐれも注意を」とか「外国人は地震に慣れていないから真っ先にコンビニ強盗を始めるか空港に殺到する」などと投稿されています。

一方でこうした差別的な投稿を非難する声も相次いでいて、「大きな地震や災害が起きると差別主義者がデマを流すのでご注意を」とか「災害情報に対してデマを飛ばす人間は存在しますが、情報リテラシーを高めましょう」などと投稿されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180618/k10011483421000.html

『スポーツ報知』の記事;

京セラドーム、屋根に亀裂の事実なし…SNSで誤った情報広がる
2018年6月18日10時34分 スポーツ報知

 18日午前7時58分頃に大阪北部で震度6弱を観測する地震が発生。地震発生後、ツイッターなどでのSNS上では、大阪市西区の京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入ったとの誤った情報が流れたが、同施設を運営する「株式会社 大阪シティドーム」の関係者は「確認を行いましたが、亀裂が屋根に入った事実はありません」と否定した。

 誤認されたのは、ドームの屋根に取り付けられた、機材搬入用のはしごと足場。同関係者は「亀裂はないことは確認できましたが、施設内に地震の影響による損壊がないか確認中です。あす(19日)には、ドーム内を使用する予定がありますので、そこまでには確認作業を終わらせる予定です」と話した。
http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20180618-OHT1T50136.html

See also


三輪誠司 「災害時のSNS・デマに気を付けて」http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/242979.html
籏智広太*2「大阪で震度6弱  Twitterで「京阪脱線」のデマ広がる」https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/osaka-jishin-2


大西一史熊本市*3の活躍;


瀬谷健介*4、籏智広太「大阪で地震熊本市長が経験生かしツイート 狙いはデマの拡散防ぐため」https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/osaka-1
キャリコネ編集部「熊本市長「デマにご注意。未確認情報をむやみにRTしないで」 今回も京セラドーム亀裂のデマツイート広がる」https://news.careerconnection.jp/?p=55422&page=2


さて、

AbemaTIMES「大阪北部地震でもデマツイート拡散 ひろゆき氏「悪質なアカウントはみんなで通報し停止を」」http://blogos.com/article/305226/


曰く、


2ちゃんねる」の創設者・ひろゆき西村博之)氏*5は、「デマを拡散している人の多くは"こういうのがあったから気をつけたほうがいいよ"と、良かれと思ってやってしまっているので仕方がない部分もあると思う。ただ、便乗して人種差別などのデマを流す人もいる。悪質なアカウントは通報しまくると停止されるので、何か良いことをしようと思ってネットに繋いでいる人は頑張って通報したほうがいい」とコメント。著述家の北条かや氏も「重要性とあやふやさの度合いの掛け算で情報は拡散しやすくなってしまう。今、とても拡散しやすい環境にあるので注意が必要だ」と指摘していた。

ネット上に投稿された情報を元にAIを使ってニュースを配信しているJX通信社(東京・千代田区)の細野雄紀氏はAbemaTV『AbemaPrime』の取材に「今日だけで大きいもので数十件、小さいもので数百件のデマ情報が確認できた」と話す。

 「デマには大きく分けて2つの種類がある。"シマウマ逃走"のような、全てが悪質な作り話である「創作系」と"京セラドームの屋根に亀裂"といった「誤解・勘違い系」。後者は勘違いで投稿してしまったものが拡散されてしまうケースが多いが、いずれにしても一目で真偽を判断する難しい。個人が発する一次情報をすべて鵜呑みにするのではなく、それがどこから来ているのか、そして裏取りされている報道機関のニュースや情報元の公式アカウントなどと併せて確認していく必要がある」とした。

たしかにその通りなのだが、細野氏いうところの「誤解・勘違い系」を「デマ」といってしまうのには抵抗がある*6

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180618/1529285622 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180619/1529371731

*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170224/1487910099 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170226/1488077743 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170228/1488291005 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170303/1488508478 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170305/1488726602 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170306/1488817967 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170308/1488946981 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170309/1489024533 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170310/1489109908 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170406/1491451136 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170518/1495124746 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170602/1496371973 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170808/1502206282 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170828/1503891141 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170901/1504234324 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170915/1505482432 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171016/1508130214 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171029/1509242444 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171030/1509328817 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180216/1518745088 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180218/1518914252 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180312/1520820898 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180313/1520911677 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180314/1521040212 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180320/1521545409 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180322/1521735826 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180324/1521817988 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180327/1522079446 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180404/1522810591 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180408/1523167515 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180420/1524210748 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180425/1524625976 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180503/1525323385 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180507/1525660176 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180515/1526363020 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180522/1526962984 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180525/1527258646 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180526/1527347080 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180602/1527949714 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180612/1528778849

*3:See sllso http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160429/1461902588

*4:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161109/1478709983 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161127/1480233348 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170528/1495993758 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170914/1505409099 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180131/1517419724 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180209/1518136585 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180212/1518399811 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180218/1518914252 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180311/1520789627 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180320/1521545409 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180409/1523239543 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180411/1523409334 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180509/1525807615 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180526/1527301904

*5:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060426/1146030834

*6:See eg. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110414/1302780017 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110713/1310493391 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120126/1327546808 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160331/1459443800

給食の話(横浜)

キャリコネ編集部「“愛情弁当”信仰が原因? 横浜市、いまだに実現しない中学校給食 「母親は5時起き、父子家庭は手がまわらないことも」」https://news.careerconnection.jp/?p=55224


神奈川県横浜市では中学校の給食が実施されていないのだという。


保護者が中心の市民グループ「横浜にも中学校給食があったら『いいね!』の会」では、2015年に市民アンケートを実施。3372人のうち95.7%が給食を実施してほしいと回答した。

さらに保護者からは「朝5時に起きて弁当を作るのが大変だ」といった意見が寄せられたという。同会の担当者は、弁当作りの大変さについてこう話している。


「中学になると部活があるので、朝早く起きないと間に合いません。夏場はお弁当が痛むのも悩みの種です。また家庭によって様々な事情があり、父子家庭や、障がい児のいる家庭ではお弁当作りに手が回らないということもあるようです」
生徒の家庭が様々な事情を抱える中、毎日の弁当作りを求めるのはやはり無理があるのだろう。そもそもなぜ横浜市には給食がないのか。市の教育委員会の担当者は、

「1950年代後半から1960年代にかけて、人口が急増し、学校建設が急ピッチで進められました。そのとき教室を優先して建設を進めたため、給食室の準備が遅れてしまったんです」
と説明する。給食室がなく、給食を作れない学校が多いというのだ。しかし同会では、「小学校で作って中学校に運ぶこともできますし、老朽化した校舎を建て替える時に給食室を設置すればいいのではないでしょうか」と代替案を提案している。

また同会は、「愛情弁当」という考えが給食の実現を阻んでいるのではないかとも指摘している。”母親が作った弁当”といえば聞こえはいいが、当の母親の負担になってしまっているのが現状だ。

先ず、「市民アンケート」ということだけど、どういう人がサンプルになっているのか。「アンケート」に言及する際にはサンプルを明記しなければ意味はない。また、「同会は、「愛情弁当」という考えが給食の実現を阻んでいるのではないかとも指摘している」ということだけど、「横浜にも中学校給食があったら『いいね!』の会」が勝手に主張しているように読めてしまう。教育委員会とか給食反対派の「愛情弁当」に関する言説が示されていないので。
横浜市教育委員会の言い分も説得的ではない。「給食室がなく、給食を作れない学校が多い」というけれど、習志野市では40年以上も前から、小学校は自校の給食室でつくる、中学校は給食センターでつくって各校へ配給するという方式だった。給食センターを1箇所建設すれば全ての中学の給食を賄えることになる。さらに民間に投げるということだと、例えば橋下徹が市長時代に導入した大阪市の「デリバリー方式」。「校内に調理室を設けず、業者が調理した仕出し弁当を学校の配膳室に届ける」*1横浜市でいうと、「ハマ弁」の給食化ということになる。

同会は「ハマ弁」について、「私たちが求めているのはあくまで給食です。皆で同じものを食べなければ、食材や献立について学ぶ『食育』もできません。『ハマ弁』に割いている予算を給食実施に使ってほしい」と話している。

しかし当の横浜市は、依然として給食を実施する予定はないようだ。教育委員会の担当者は、「給食を求める声が少なくないということはわかっています。しかし横浜市が目指すのは『ハマ弁』の喫食率向上です」と話す。

利用率を上げるため、今年4月には最大130円の値下げに踏み切った。今後は、当日でも予約できるように仕組みを見直していくという。

「食育」は重要だと思うけれど、毎日やる必要があるのか。また、「食育」としては、生徒が食べるだけではなく、野菜の栽培や調理にも参加する、もっと綜合的なプログラムを考えた方がいいのでは? また、「皆で同じものを食べなければ」というけれど、そうはいかない多様性という問題に私たちは直面しているのではなかったか。アレルギーの問題にはみんな敏感になっているわけだし、ムスリムユダヤ教徒の子はどうするの? ということだ。或いは、ヴェジタリアンとして育てられた子もいるかも知れない。


息子が小学校に上がって、給食がないので、毎晩深夜、息子を寝かしつけた後に、息子の弁当をつくっている。私自身は学校給食についていい思い出なんか殆ど持っていないのだけど、親が作る弁当を食べるより学校給食の方が料理の豊富なヴァラエティを経験することはできるかなとも思った。因みに、今日の息子の弁当は豚の挽肉のドライ・カレー。

学校給食は、給食がなければ栄養失調になってしまうというような貧困の問題と関係していることはたしかだ*2。しかしながら、上掲の記事を見る限り、横浜市の給食推進派も教育委員会も貧困問題を争点化していないね。

2件の万引き

朝日新聞』の記事;


窃盗で猶予中の桑名市議また万引き 2度目の辞職勧告

2018年6月19日 13時28分 朝日新聞デジタル


 窃盗罪で2016年に有罪判決を受け執行猶予中の三重県桑名市の大森啓市議(51)が今年5月、名古屋市内の書店で万引きをしたことがわかった。

 見つかってその場で代金を払い、店は被害届を出さなかったという。桑名市議会は19日午前、「議会の信頼を失墜させた」として辞職勧告を決議した。大森氏への辞職勧告決議は16年に続き2度目。

 大森氏の説明などによると、5月下旬、名古屋市中村区の書店で雑誌と衣類を万引きした。その際、店員に見つかり、代金6千円を支払ったという。大森氏は取材に対し「精神的な障害があり、通院治療しているが、気持ちを抑えきれなかった」と説明した。今後の進退については「支援者と相談するが、まずは体調を良くしたい」と話した。

 大森氏は、桑名市衣料品店でネクタイ9本を万引きしたとして16年7月に逮捕され*1、同年9月、津地裁四日市支部で懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けた。市議会は10月、辞職勧告を決議したが、大森氏は辞職しなかった。
http://news.livedoor.com/article/detail/14887075/

「精神的な障害」なのか。摂食障害*2
今度は、佐賀県の話。
西日本新聞』の記事;

“万引家族”4人逮捕 日用品窃盗容疑、転売で生計? 佐賀県警
2018年6月9日 6時0分 西日本新聞


 家族ぐるみで万引したとして佐賀北署は8日、窃盗の疑いで福岡市城南区七隈6丁目の無職の父親(46)と長男(24)ら親子4人を現行犯逮捕したと発表した。署は一家が万引した商品を転売し、生計を立てていたとみている。

 逮捕容疑は5日午後1時15分ごろ、佐賀市内の大型商業施設で圧力鍋など鍋3点とキッチンマット(計5万3762円相当)を盗んだ疑い。署によると、5月にも同施設で被害があり、防犯カメラの画像から4人が浮上。署員が警戒していたところ、一家がレンタカーで訪れ、父と長男が盗んだ商品を店から持ち出し、元妻(46)と長女(28)が待機していた車に運び込んだ。元妻と長女は逮捕後に釈放した。4人は全員無職で、同居する自宅を捜索したところ、盗品とみられるバッグなど17点を押収、余罪を調べている。

 父親は「元妻と娘は関係ない」、元妻も「車に乗っていただけ」と家族ぐるみの容疑を否認しているが、長男は「父と私が万引して、姉に運転してもらっていた。盗んだ商品を売るときは、いつも母に運んでもらっていた」と話しているという。

=2018/06/09付 西日本新聞朝刊=
http://news.livedoor.com/article/detail/14837820/

この事件への反応には、『万引き家族*3って映画だけの話じゃないんだねというのがあったけれど、それよりも「元妻」という表現が気になった。男女としては既に終わっているのに、ビジネスにおいてはパートナーであり続け、さらには「家族」でもあり続けているということ。

カナダで合法化

“Canada legalises recreational cannabis use” https://www.bbc.com/news/world-us-canada-44543286


カナダ上院は成人による*1大麻の嗜好品としての使用(recreational use)を全国的に合法化する法案を可決した。これによって、早ければ今年の9月にはカナダにおいて大麻は合法化される。国として大麻を全面的に合法化するのは2013年のウルグアイ*2に次いで、世界で2番目。今回の合法化は、トルドー首相が属する与党の自由党だけでなく野党の保守党からも歓迎する声が強いようだ。なお、2015年にカナダ人は(当時はまだ非合法の)大麻に対してワインに匹敵する金を費やしていた*3
アイルランドにおける医療用大麻の合法化;


Henry McDonald “Ireland to legalise cannabis for specific medical conditions” https://www.theguardian.com/world/2017/feb/10/ireland-legalise-cannabis-specific-medical-conditions-multiple-sclerosis-epilepsy-chemotherapy-safety-fears-drug *4


墨西哥における大幅な規制緩和


“Mexico President Pena Nieto proposes relaxing marijuana laws” http://www.bbc.com/news/world-latin-america-36107947 *5


「薬物政策国際委員会(The Global Commission on Drug Policy)」*6による大麻を含む薬物の「非犯罪化」の提言;


Amanda Holpuch “It's time to decriminalize drugs, commission report says” https://www.theguardian.com/society/2016/nov/21/decriminalize-drugs-un-commission-drug-policy-report *7