「離脱」は可能か、など

承前*1

団藤保晴*2「永遠に言い出せぬEU離脱通告、現状凍結しかない英」http://bylines.news.yahoo.co.jp/dandoyasuharu/20160701-00059480/


EU離脱派にとってのとんだ落とし穴;


EU離脱を実行したいのなら1972年のEU参加を決めた法律を変えるのが最初のハードルです。現状では英国下院の3分の2を残留派議員が占めると言われており、個々の議員は自分の政治的信条に則ればよく国民投票の結果に縛られていませんから、そもそもの出発点から危うい所です。
また、


榎木英介*3「イギリスEU離脱〜科学技術はどうなる?」http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20160625-00059249/


英国のEU離脱の「科学」への影響。ソースへの詳細なリンクがある。結論は、


イギリスはEUから離脱しても、科学研究のレベルの高さや言語で当面は優位性を保つだろう。しかし、徐々にその地位を低下させる可能性が懸念されている。

イギリスと同じ島国である日本は、科学者が異動にしくく、言語的にも障壁がある。それゆえか、日本の科学界における地位は低下している。人材獲得競争では苦戦しており、インパクトのある研究論文の割合も、世界の趨勢から取り残されつつある。

イギリスが、いわば「日本化」するということか。

というところか。
さて、団藤氏の論とも関連するのだが、離脱派は(決戦に勝利した筈なのに)盛り上がっていないようなのだ。例えば、


Matt Kamen “Vote Leave's campaign website is rebuilt for posterity” http://www.wired.co.uk/article/developer-rebuilds-wiped-vote-leave-website


EU離脱派の公式サイトともいえるVote Leave*4国民投票終了(勝利)後、ホームページから個々のコンテンツへのリンクが消えてしまった(6月29日の時点でリンクは恢復されているが、サイトの内容は改変されている)。離脱派の言説を保存するために、投票前(5月20日の時点)のサイトを再現した人がいる;


Following on from the UK vote to leave the European Union on June 23, the Leave campaign website was wiped clean earlier this week*5. Visitors to voteleavetakecontrol.org were greeted by a static victory image, with all links to campaign promises removed. Some content still seemed to be hosted on the site, but a direct URL would be needed to find sub-pages.

This was seen by some as a concerning move, particularly as senior Leave politicians were immediately distancing themselves from promises made in the run up to the referendum*6. The Internet Archive's Wayback Machine had, however, kept earlier snapshots of the site*7.

The Wayback Machine is no longer the only option for viewing Vote Leave's site though. Today, Twitter user 'L D' revealed they had convinced a developer contact to rebuild the site*8.

再現されたサイトはhttp://voteleave-eu.com/
さて、Brexitの立役者、UKIPのNigel Farageが目的達成の満足感の中で党首を退いたという;


Rowena Mason and Peter Walker “Nigel Farage resigns as Ukip leader after 'achieving political ambition' of Brexithttp://www.theguardian.com/politics/2016/jul/04/nigel-farage-resigns-as-ukip-leader

事件その後

最近の事件のフォロー・アップ。
碑文谷公園ばらばら死体事件*1


「目黒88歳女性バラバラ遺体 まったく見えてこない犯人の姿」http://news.livedoor.com/article/detail/11716960/


7月3日付の『日刊ゲンダイ』の記事;


遺体で見つかった阿部祝子さん(88)は、長男夫婦を見送った19日夜8時から、訪れた清掃業者が不在を確認した翌朝9時までの13時間に事件に巻き込まれた可能性が高い。

 見送った時に着ていた服やエプロンが自宅から見つかったことから、寝間着姿で被害に遭ったとみられている。現金入りの財布が残されていて、金品目的以外の凶行とされているが……。

「警察は身内の線はないとみているようで、身内以外の顔見知りか、流しの犯行で捜査しています。マンションの12台の防犯カメラや阿部さんの携帯電話の解析では容疑者は浮上していません。ただ、隣の公園から3階のベランダに入ることは可能。部屋の窓がひとつ開いていたし、部外者の足跡も見つかっている。また非常階段を使って、防犯カメラの死角から出入りしたことも考えられる。阿部さん周辺にはトラブルもなく“動機”の面でも手がかりはない。1カ月前に付近で目撃されたという不審者の線も捨てていません」(捜査事情通)


「泥酔女性を“お姫様抱っこ”で自室に監禁…「連れ込まれた女性は10人どころじゃない」(近隣住民)」http://news.livedoor.com/article/detail/11719288/


栗田良文という男が泥酔した女性を電車の中で拉致して相模原市の自宅へ運んだという事件*2。『週刊新潮』のこの記事には、栗田の自宅アパートや被害者が駆け込んだコンビニの写真がある。そこから感じるのは、「相模原」という風土性(特殊性)ではなく、都市近郊ということで、千葉県八千代市にも埼玉県所沢市にもありそうな風景だねという一般性の感覚。さて、

 現場アパートの隣に住む婦人はこう明かす。

「あの人がこのアパートに引っ越してきたのは3年ほど前です。部屋に女性を連れ込むところを、私が初めて目撃したのは、2年半前のこと。朝9時ごろ、タクシーが停まったので、見ると、あの男が降りてきた。車内には泥酔して歩けない女性がいる。まず彼が自分と女性の荷物を3階の部屋に置きにいき、タクシーに戻って、彼女を引っ張り出していました。そして、“お姫様抱っこ”の形で抱きかかえ、階段を上がっていくんです。女性は意識不明の状態ですので、心配になり、“救急車を呼びましょうか”と声をかけると、彼は“いえ、大丈夫ですよ”と極めて自然な様子で答える。それ以来、私は少なくとも、7回以上は、酩酊した女性を部屋に運び入れる様子を見ています」

 地元のタクシーは相模ナンバーだが、栗田が泥酔女性を“持ち帰る”際の車は、品川や練馬、横浜のナンバーが多かったという。

「だから、タクシー代がかかって大変だなと思っていたの。私の息子も、私とは別の日に同じ光景を何度も目撃しているんですよ」(同)

 その息子さんも、

「私も3回以上は見ています。正体を失った女性を、栗田がお姫様抱っこやおんぶする形で3階まで運んでいくんです。おそらく部屋に連れ込まれた女性は10人どころじゃないはずですよ」

 近隣では栗田の行為は日常の光景と化していたが、興味深いのは、目撃された曜日に共通点があることだ。

「いつも土曜、日曜の朝でした」(先の婦人)

 つまり彼は、翌日からの休みを控え、解放感から羽目を外して深酒し、前後不覚になった女性を探し求め、始発から電車内を徘徊していたことが推察されるのだ。

「そして車内で居眠りしている女性を見つけると、隣に座る。介抱するふりをして、電車から降ろし、タクシーで相模原まで運んでいた」(捜査関係者)

 相模原署副署長によれば、

「身体に危害が加えられていたかどうかについても調査中ですが、ただ衣服は着たままの状態で目覚めています」

 本人は、“自分の行為は監禁でない”と容疑を否認しているという。

最後の本人の主張についてはその通りだと思う。でも拉致でしょ。

Elie Wiesel

Alan Yuhas “Elie Wiesel, Nobel winner and Holocaust survivor, dies aged 87” https://www.theguardian.com/us-news/2016/jul/02/elie-wiesel-nobel-winner-holocaust-survivor-dies
Eric Homberger “Elie Wiesel obituary” https://www.theguardian.com/world/2016/jul/03/elie-wiesel-obituary
Stephanie Butnick “Elie Wiesel Dead at 87” http://www.tabletmag.com/scroll/206992/elie-wiesel-dead-at-87
Menachem Z. Rosensaft “Remembering Elie Wiesel: A Tribute From a Friend and Disciple” http://www.tabletmag.com/jewish-news-and-politics/206702/remembering-elie-wiesel-a-tribute-from-a-friend-and-disciple
Ronen Shnidman “Elie Wiesel, Nobel Peace Prize laureate and renowned Holocaust survivor, dies at 87” http://www.haaretz.com/israel-news/1.575072


アウシュヴィッツサヴァイヴァーで作家であり、ノーベル平和賞受賞者であるエリ・ヴィーゼル*1が7月2日、紐育マンハッタンの自宅にて死去。勿論色々な賞賛や批判を受けてきた人なので、彼の思想をここで簡単に纏めてしまうことはできない(そんな能力はない)。彼の数ある著作の中でもあまり注目されていない(であろう)、第3次中東戦争直前のイスラエルを舞台にした『エルサレムの乞食』 という小説の印象が何故か強く残っているということは記しておきたい。今から20年くらい前にこの世を去ったエマニュエル・レヴィナスというユダヤ人哲学者のことを想起したり、宗教学者エリアーデはヴィーゼルの故国であるルーマニアで、ヴィーゼルとは正反対の、つまり反ユダヤ主義ファシズム)の闘士という立場にいたんだなということを思い出したり。

エルサレムの乞食

エルサレムの乞食

See also


Alan Yuhas “Obama hails Elie Wiesel as 'conscience of the world' amid leaders' tributes” https://www.theguardian.com/us-news/2016/jul/03/elie-wiesel-tributes-obama-clinton-netanyahu

生きていた!

承前*1

毎日新聞』の記事;


都知事選>元労相の山口敏夫氏が出馬表明

毎日新聞 7月5日(火)20時23分配信


 山口敏夫元労相(75)が5日、記者会見して東京都知事選への出馬を表明した。「東京五輪パラリンピックへの浪費を止める」と規模縮小を主張し、知事報酬の減額や男女の賃金格差是正も掲げた。

 山口氏は1967年に当時最年少の26歳で衆院初当選。連続10回当選し新自由クラブ幹事長などを歴任した。95年に信用組合の不正融資事件に絡んで逮捕され、背任罪などで懲役3年6月の実刑判決が確定した。会見では「みそぎを済ますことができた。私ぐらいの(経験を積んだ)人でないと(東京大会)組織委員会などの問題を解決できない」と訴えた。【林田七恵】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00000077-mai-pol

また、『産経新聞』の記事;

東京都知事選 「私も決してクリーンとは言わないが…」山口敏夫元労相が出馬表明

産経新聞 7月5日(火)20時46分配信



 東京都の舛添要一前知事の辞職に伴う都知事選(14日告示、31日投開票)で、山口敏夫元労相(75)が5日、都庁で記者会見し、立候補することを表明した。山口氏は2020年東京五輪パラリンピックについて「五輪が利権化、商業化している。保育所などの予算に比べ、巨額な予算が見過ごされている」と述べ、五輪予算の無駄を省くと訴えた。

 山口氏は東京五輪について、新国立競技場やエンブレムの選定やり直しなどで多額の税金が無駄になっていると主張。五輪組織委員会森喜朗会長らを厳しく批判した。

 有力候補として名前が取り沙汰されている小池百合子氏に対しても「東京五輪を成功させるために招致委と仲良くやっていきたいと話しており、落第!」と一喝。「五輪を利権化することは、ロシアのドーピング問題や五輪招致汚職問題以上に、都民にとって大きな問題だ」と述べた上で、次の都知事には「勇気や胆力、決断力が大事。原点に立ち戻るというリーダーが大事だ」と訴えた。

 舛添氏をめぐる政治とカネの問題については「野党・民進党は、自民・公明の顔色をうかがってばかり。都政の民主主義は壊れている」と強調。知事の報酬などをすべて開示し、選挙で選ばれた公職の報酬を大幅に減額すれば、「政治とカネの問題はおのずと解決する」と語った。

 出馬については中曽根康弘元首相(98)にも激励されたという。

 「私は地獄の1丁目で閻魔大王と面会してきた学識経験者」と自身を評した山口氏は、「肉を切らせて骨を断つという覚悟。決してクリーンとは言わないが、私ほどの人間じゃないと、五輪の問題は解決しないんじゃないか」と話していた。

 山口氏は東京協和、安全の旧2信用組合(ともに解散)の乱脈融資事件で背任、詐欺などの罪に問われ、平成18年に懲役3年6月の実刑が確定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00000568-san-pol

山口敏夫って生きていたんだ! 産経の記事の末尾で言及されている「信用組合」を巡る事件で服役したということを聞いて以降、この人の存在は私の意識から消えていた。だから、今回のニュースを知り、関連情報を検索して、彼が2009年に仮出所していたことを知ったりした*2。また、昨年12月には、今回の立候補宣言の前兆みたいなことを行っていたらしい*3。こんなことで吃驚するなんて、世間知らずの極みだといえる。それにしても、(上の)出馬宣言の記事とかを読んでも、彼が出所して以降、具体的に何をやっているのかというのは全然見えてこないのだった。

出さない/出せない?

「候補者名のない「支持政党なし」のポスターと政党名のない「今井絵理子」の選挙カーhttp://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160704/1467563896
matatomedaisuki2014「今井絵理子候補意外な不人気ぶりがネットで話題に!」http://matome.naver.jp/odai/2146753198283877701


候補者名を隠す「支持政党なし」という政党*1。その対極なのか、自民党公認なのに政党名が書かれていない今井絵理子候補の選挙カー。さらに、車には「比例区今井絵理子とお書きください。」と書かれている*2。色々と言われているけど、「自民党」と名乗るのが恥ずかしいという感覚は褒めてあげるべきなのではないかと思う。
ところで、「きっこ」*3がファンだったのはSPEED*4ではなくMaxだったのでは? 実はSPEEDの大ファンである宗教学者は知っているのだが、彼はどう思っているだろうね。

「報道禁止」?

「人工地震【主犯は自民党自民党と米軍の意志!1992年から日本で人工地震は報道禁止に!どの場所でも自由自在」http://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/e7c2112fc940593130a87349b87de43c


曰く、

人工地震【主犯は自民党

自民党と米軍の意志!

1992年から日本で

人工地震は報道禁止に!

どの場所でも自由自在に

地震を起こす事が可能!

阪神淡路、新潟中越

東日本大震災熊本地震…など

だって! 
産経新聞』は2011年7月11日付で国会における柿沢未途(当時「みんなの党」)の浜田和幸総務政務官追及を報じている;

浜田政務官、就任前の被災地訪問「一度もありません」

2011.7.11 20:58


 復興担当の総務政務官に就任し、自民党を除名された浜田和幸参院議員が、11日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、就任前の被災地訪問は「一度もありません」と答弁した。

 その上で「東北地方には数多くの友人、知人がいるし、さまざまな情報を得ていた」と釈明、「国際社会から寄せられているがれき処理の支援などと現地のニーズをマッチングさせるのが私の使命だ」と述べた。

 質問したみんなの党柿沢未途氏は、浜田氏が論文などで、人工的に地震津波など自然災害を引き起こす環境・気象兵器を米国が敵対国に使用した可能性があるとしている点を取り上げ、復興に関する国際協力を得る政府の担当者に不適格だと指摘した。

 これに対し浜田氏は「地震津波を人工的に起こすのは技術的に可能で、国際政治、軍事上で常識化されている」と持論を改めて展開。同時に「だからといって米政府などが日本のために援助をしないことはない」とも述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110711/plc11071121050010-n1.htm (Cited in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110711/1310403528

「人工地震は報道禁止」の筈だぞ!こんな報道をした産経の記者やデスクはその後無事だったのだろうか。
こいつ、4月の熊本地震のときも「人工地震」説をぶち上げていたのだった*1

Abbas Kiarostami

“Iran cinema: Abbas Kiarostami, award-winning film director, dies at 76” http://www.bbc.com/news/world-middle-east-36709240
Babak Dehghanpisheh “Abbas Kiarostami, Award-Winning Iranian Director, Dead At 76” http://www.huffingtonpost.com/entry/abbas-kiarostami-director-dead_us_577ad5aae4b0416464107cf9
Andrew Pulver and Saeed Kamali Dehghan “Abbas Kiarostami, Palme d'Or-winning Iranian film-maker, dies aged 76” https://www.theguardian.com/film/2016/jul/04/abbas-kiarostami-palme-dor-winning-iranian-film-maker-dies
Ronald Bergan “Abbas Kiarostami obituary” https://www.theguardian.com/film/2016/jul/04/abbas-kiarostami-obituary
Peter Bradshaw “Abbas Kiarostami: sophisticated, self-possessed master of cinematic poetry” https://www.theguardian.com/film/filmblog/2016/jul/04/abbas-kiarostami-master-of-cinematic-poetry-peter-bradshaw
“Auteur Kiarostami, who gained global recognition for Iranian cinema, passes away at 76” http://new.tehrantimes.com/news/404018/Auteur-Kiarostami-who-gained-global-recognition-for-Iranian


イランの映画作家アッバス・キアロスタミ*1が7月4日、病気療養先の巴里にて死す。享年76歳。先日亡くなったマイケル・チミノ*2と1つ違いか。今年3月に「胃腸癌」と診断されていた*3
アッバス・キアロスタミの映画を最初に観たのは、「コケール三部作」の2番目『そして人生はつづく』だったと思う。そのときは、たんに1990年のイラン大地震のトラウマを描いた映画だと思っていた。しかし、妙に惹かれるところがあって、「三部作」の『友だちのうちはどこ?』 や『オリーヴの林をぬけて』 も観て、さらに『桜桃の味』も観たのだった。その画面には侯孝賢のような〈低血圧な映画〉を作る作家と共通する手触りを感じた(スペクタクルに奔る以前の張藝謀にも通じるところがある)。また、後期の映画、特にそれぞれ伊太利と日本でつくられたCopie conformeと『ライク・サムワン・イン・ラブ』はまだ未見。これらを観ることは故人によって課せられた宿題ということになるだろう。

そして人生はつづく [DVD]

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友だちのうちはどこ? [DVD]

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オリーブの林をぬけて [DVD]

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桜桃の味 [DVD]

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See also


Zack Sharf “Martin Scorsese Remembers Abbas Kiarostami As ‘One Of The Great Artists’” http://www.indiewire.com/2016/07/abbas-kiarostami-dead-martin-scrosese-1201702430/
Associated Press “Abbas Kiarostami, Palme d'Or-Winning Filmmaker, Dies at 76” http://www.hollywoodreporter.com/news/abbas-kiarostami-dead-award-winning-908307


アッバス・キアロスタミの様々な写真を何度も見て、ジャン・リュック・ゴダールに似ているよねと思ったり、黒澤明にそっくりだねと思ったりしている。因みに、ゴダールと黒澤の顔が似ていると思ったことはない。

日米対決など

朝日新聞』の記事;


生後2カ月の長女にかみつきけが 傷害容疑で18歳逮捕

2016年7月5日12時31分

 生後2カ月の長女にかみつくなどしてけがを負わせたとして、大阪府警は5日、府内の建設作業員の少年(18)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。「泣きやまなくてイライラした」と容疑を認めているという。

 少年課によると、少年は5月下旬の未明、自宅の集合住宅の一室で、長女の左胸や腹をつねったり、右太ももにかみついたりして7日のけがを負わせた疑いがある。

 近所の人が「赤ちゃんが泣いている」と110番通報し、警察官が長女を保護した。病院で長女の頭の骨が一部折れているのも見つかり、同課は、少年が関与したかどうかを慎重に調べている。少年は10代の妻と長女との3人暮らし。
http://www.asahi.com/articles/ASJ753Q41J75PTIL00B.html

『Techinsight』の記事;


海外発!Breaking News】お茶の間に知られたTVレポーター夫妻、生後4か月娘からコカイン検出で逮捕(米)
2016年07月01日 10:45 by Joy横手



アリゾナ州第二の都市ツーソンにて、地元TV局の人気レポーターとして活躍していたある夫妻。しかし5月中旬、生後4か月になる娘の体からコカインが検出され、そろって逮捕されていたことを複数のメディアが伝えている。

コカインがらみ、しかも幼いわが子の体調急変がきっかけで逮捕となったのは、ニュース番組『Tucson News Now』で事件レポーターの現役であったソム(42)と、ABC系メディア『KGUN-TV』で2014年に1年近くレポーターを務めていたクリスティン(26)のリサイアス夫妻。違法薬物の所持と使用、未成年かつ乳児のわが子に対する虐待ほか複数の重い罪を犯したとして起訴されている。

事件は5月14日に起こった。生後4か月の娘を母乳で育児していながら、自宅で開催したパーティで夫妻はコカインを摂取。その翌朝、クリスティンが授乳したところ娘がぐったりして「Oro Valley Hospital」、続いて「Banner University Medical Center」を受診。そこで薬物摂取が疑われ、検査によりコカインが検出されたため医師が警察に通報した。これに続く家宅捜査でも違法な薬物が計1.8グラム押収されたという。

6月27日の罪状認否において2人はともに無罪を主張。裁判所の出頭命令には必ず従うとの誓約書を提出していったん保釈された。次回、ヒアリングは7月28日に予定されている。現在、子供は安全な場所に保護されているが、この話題を紹介した『opposingviews.com』が行ったWEBアンケートでは、7割近くが“親として不適格。子供はそこから引き離すべきだ”と回答している。

出典:http://www.opposingviews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
http://japan.techinsight.jp/2016/07/yokote2016063012290.html

トンデモ性において米国の勝ち。
さて、愛知県清須市のスーパーに古いマーガリンとか小麦粉を贈与して逮捕された女がいたのだが*1、神戸市でもスーパーに奇妙な贈与をした女性が出現したようだ;

スーパーにゴキブリ十数匹放った疑い 学校事務員を逮捕

2016年7月5日11時26分

 スーパーの鮮魚コーナーにゴキブリ十数匹を放ったとして、兵庫県警は5日、神戸市西区の市立小学校事務員の女(56)を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。ゴキブリを放ったことは認め、「生かしてあげたかった。店の業務を妨害するつもりはなかった」と話しているという。

 垂水署によると、女は6月26日午後11時20分ごろ、神戸市垂水区のスーパーで、ポリ袋に入れたゴキブリ十数匹を床にまき散らし、店の業務を妨害した疑いがある。防犯カメラに袋を置いて立ち去る女の姿が映っていた。4日に似た女が再び来店し、店員が署に通報したという。

 女は「自宅のネコのエサに群がっていたゴキブリを袋に入れて持ち歩いていた」と説明しているという。
http://www.asahi.com/articles/ASJ753JDGJ75PIHB007.html