生きていた!

承前*1

毎日新聞』の記事;


都知事選>元労相の山口敏夫氏が出馬表明

毎日新聞 7月5日(火)20時23分配信


 山口敏夫元労相(75)が5日、記者会見して東京都知事選への出馬を表明した。「東京五輪パラリンピックへの浪費を止める」と規模縮小を主張し、知事報酬の減額や男女の賃金格差是正も掲げた。

 山口氏は1967年に当時最年少の26歳で衆院初当選。連続10回当選し新自由クラブ幹事長などを歴任した。95年に信用組合の不正融資事件に絡んで逮捕され、背任罪などで懲役3年6月の実刑判決が確定した。会見では「みそぎを済ますことができた。私ぐらいの(経験を積んだ)人でないと(東京大会)組織委員会などの問題を解決できない」と訴えた。【林田七恵】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00000077-mai-pol

また、『産経新聞』の記事;

東京都知事選 「私も決してクリーンとは言わないが…」山口敏夫元労相が出馬表明

産経新聞 7月5日(火)20時46分配信



 東京都の舛添要一前知事の辞職に伴う都知事選(14日告示、31日投開票)で、山口敏夫元労相(75)が5日、都庁で記者会見し、立候補することを表明した。山口氏は2020年東京五輪パラリンピックについて「五輪が利権化、商業化している。保育所などの予算に比べ、巨額な予算が見過ごされている」と述べ、五輪予算の無駄を省くと訴えた。

 山口氏は東京五輪について、新国立競技場やエンブレムの選定やり直しなどで多額の税金が無駄になっていると主張。五輪組織委員会森喜朗会長らを厳しく批判した。

 有力候補として名前が取り沙汰されている小池百合子氏に対しても「東京五輪を成功させるために招致委と仲良くやっていきたいと話しており、落第!」と一喝。「五輪を利権化することは、ロシアのドーピング問題や五輪招致汚職問題以上に、都民にとって大きな問題だ」と述べた上で、次の都知事には「勇気や胆力、決断力が大事。原点に立ち戻るというリーダーが大事だ」と訴えた。

 舛添氏をめぐる政治とカネの問題については「野党・民進党は、自民・公明の顔色をうかがってばかり。都政の民主主義は壊れている」と強調。知事の報酬などをすべて開示し、選挙で選ばれた公職の報酬を大幅に減額すれば、「政治とカネの問題はおのずと解決する」と語った。

 出馬については中曽根康弘元首相(98)にも激励されたという。

 「私は地獄の1丁目で閻魔大王と面会してきた学識経験者」と自身を評した山口氏は、「肉を切らせて骨を断つという覚悟。決してクリーンとは言わないが、私ほどの人間じゃないと、五輪の問題は解決しないんじゃないか」と話していた。

 山口氏は東京協和、安全の旧2信用組合(ともに解散)の乱脈融資事件で背任、詐欺などの罪に問われ、平成18年に懲役3年6月の実刑が確定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00000568-san-pol

山口敏夫って生きていたんだ! 産経の記事の末尾で言及されている「信用組合」を巡る事件で服役したということを聞いて以降、この人の存在は私の意識から消えていた。だから、今回のニュースを知り、関連情報を検索して、彼が2009年に仮出所していたことを知ったりした*2。また、昨年12月には、今回の立候補宣言の前兆みたいなことを行っていたらしい*3。こんなことで吃驚するなんて、世間知らずの極みだといえる。それにしても、(上の)出馬宣言の記事とかを読んでも、彼が出所して以降、具体的に何をやっているのかというのは全然見えてこないのだった。