2021-12-12から1日間の記事一覧

生類を憐れめ

姜尚中*1「生類憐みの令」『私のまいにち』743、pp.18-19、2021 曰く、 地球環境や生態系の破壊が気候変動の問題と結びついて、「地球にやさしい」再生可能エネルギーや、地球温暖化を抑制する二酸化炭素排出量の削減、化石燃料や化学製品に依存しないライフ…

「科学技術」と「科技」

中村隆之氏のツィート。ジャニス・ミムラ『帝国の計画とファシズム』を巡って;「科学技術」という用語は、テクノロジーと技術を掛け合わせた日本語の造語。その背後にはテクノロジー万能主義社会という考えがある、という著者の指摘に納得。戦時下の日本国…

鴨脚

11月28日。 イチョウ*1。習志野市本大久保4丁目*2。 *1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100311/1268237242 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/12/03/093449 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/12/23/124553 http…

太淡了!

流 (講談社文庫)作者:東山 彰良講談社Amazon東山彰良*1『流』における「わたし」(「葉秋生」)の日本語習得を巡る記述; なしくずしに龍関*2で働くようになったわたしは、たちまち自分に語学の才能があることに気づいた。はじめは国際電話に応対するためだ…

1000頁のダンス

沼野充義*1「千ページ 近代ロシアの一大文化絵巻」『毎日新聞』2021年9月4日 オーランドー・ファイジズ『ナターシャの踊り』の書評。 「二世紀半にわたる、近代ロシアの文化の歴史を魅力的に語った本」。「厳密に時系列にそって重要な項目を網羅して記述し…