2012-03-18から1日間の記事一覧

『開かれ』など

雨の日、某デパートにて本を3冊。Giorgio Agamben『開かれ 人間と動物』(岡田温司、多賀健太郎訳)平凡社ライブラリー、2011開かれ―人間と動物 (平凡社ライブラリー)作者: ジョルジョ・アガンベン,岡田温司,多賀健太郎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2011…

「ティム・オブライエン体験」

村上春樹―ザ・ロスト・ワールド作者: 黒古一夫出版社/メーカー: 第三書館発売日: 1993/05メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る黒古一夫*1『村上春樹 ザ・ロスト・ワールド』(第三書館、1993)という本を持っていたことに気づい…

Gestellからブリコラージュへ(中村雄二郎)

問題群―哲学の贈りもの (岩波新書)作者: 中村雄二郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1988/11メディア: 新書購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る昨年、原発問題を巡って召喚されるべき哲学者はマルティン・ハイデガーだろうと呟いた…

「終わりなき日常」だった

承前*1小田実が谷崎潤一郎の『細雪』の主人公たちは「生まれてきたときから現在までの間に、根本的な変革はな」く、「過去というものは、現在の延長としてみており、未来は現在を拡大した形で見ている」と述べていたことをメモした(「革命を語る」、p.19)…